セキュリティ関連の情報を伝えるCSOは太平洋時間の10月15日、Electronic ArtsのゲームタイトルやOriginなどで使用されている「EAアカウント」の情報が、インターネット上に掲載された可能性があると指摘した。テキストデータの共有サイトPastebinへと、頭文字「A」から「F」のアカウント600件弱がパスワード付きでアップロードされた疑いがあるという。EAがすでに情報の一致したアカウントの“保護”を進めている。
すでにPastebinへと投稿された情報は削除されているが、CSOは掲載されていたアカウントリストを確認したほか、一人の匿名希望のゲーマーから自身のアカウントが掲載されていたことを確認したという。ただしこのリストがEAのデータセンターへと侵入し入手したものなのか、外部のデータを集め統合して作成されたのかは不鮮明だ。EA(Origin)アカウントに対するハッキングは昨年ごろから頻繁に行われており、個々のユーザーに対するハッキング情報を寄せ集めて掲載した可能性もある。
EAはCSOに対し、現時点では同リストにアカウントのデータベースから取得されたものは見当たらないと伝えた。一方で同リストにて情報の一致が確認できたEAおよびOriginのユーザーIDの保護に乗り出したとしている。