『ハンドレッドライン(ハンドラ)』大型無料アプデで「超高難度バトルモード」追加+快適さ改善「選択肢の手前からを選ぶと“本当に選択肢の手前から”開始できるように」

『ハンドレッドライン』大型無料アップデート第二弾では、高難度バトルコンテンツが充実するようだ。

アニプレックスは6月27日、『ハンドレッドライン(ハンドラ)』の大型無料アプデ第二弾を発表、Steam向けに配信開始した。Nintendo Switch向けには後日配信されるという。

『HUNDRED LINE -最終防衛学園-』は“極限”と“絶望”のADV+SRPGだ。舞台となる最終防衛学園に集められた15人の少年少女が繰り広げる、100日間の防衛戦が描かれる。パブリッシャーはアニプレックスで、『ダンガンロンパ』シリーズ主要開発者が独立して設立したトゥーキョーゲームスと、メディアビジョンが開発を担当する。

本作の主人公・澄野拓海は、普通の高校生だ。拓海は住居がすべて団地で構成された市街地「東京団地」で、家族や幼馴染のカルアと共に、平凡な日常を過ごしていた。しかしある時、東京団地に正体不明の襲撃者が現れる。とあることをきっかけに意識を失う拓海。彼が目を覚ますと、消えない炎に包まれた最終防衛学園へとやってきていた。特別防衛隊に任命された15人の学生が、正体不明の敵「侵校生(しんこうせい)」から学園を100日間守り抜く、絶望に染められた学園生活が繰り広げられる。

本作は4月24日にPC(Steam)およびNintendo Switchにて発売。高い評価を得ており、本稿執筆時点でのSteamユーザーレビューでは約4700件中88%が好評とする「非常に好評」ステータスとなっている。メディアレビューも上々で、レビュー集積サイトMetacriticではメタスコア85点を獲得。一方で快適さなどに対する意見は寄せられており、大型アップデートでそうした改善は続けられている。第一弾では、「バトルスキップ範囲拡大」「朝チャイム演出スキップ」などが実装された。

そして第二弾では、高難度バトルコンテンツが充実するようだ。コンテンツ名は「EXTREME & DESPAIR」。同モードは、最弱の侵校生「ダルマー」を含めたすべての敵の攻撃力が大幅に上昇。また「我駆力必殺」「決死必殺」を使用するために必要なAPが増加するなど、超高難度設定となっており、通常とは一線を画すスリルに満ちた防衛戦を体験できるそうだ。本編のバトルモードの難易度選択にて、選択できる。

そのほか、快適さを改善させる調整も実施。“「選択肢の手前から」を選択した際に、選択肢の直前から開始できるように変更される”そうだ。本作においては分岐が大量にあり、選択肢を選ぶ機会も多いものの、過去の分岐ポイントにはジャンプすることができる。そうした中で「選択肢の手前から」を選ぶことができるわけだ。ただ、「選択肢の手前から」の選択をしても実際には選択肢の手前から始まるのではなく、その局面のわりと前の段階から再開され、イベントを見る必要があるケースも見かけられた。今回のアップデートでは、本当に選択肢の手前から再開できるようになるのだろう。

なお、本作初のセールも実施された。定価7700円のところ、7月11日までは6930円で本作を購入可能。本作は100のエンディングがあるため、1エンド換算69.3円、という謎のお得感アピールが打ち出されている。この謳い文句に興味をもったユーザーは、改善されていることもあり本作をプレイしてみるといいだろう。

『HUNDRED LINE -最終防衛学園-』はPC(Steam)およびNintendo Switch向けに発売中だ。体験版も配信中である。

ⒸAniplex, TooKyo Games

Ayuo Kawase
Ayuo Kawase

国内外全般ニュースを担当。コミュニティが好きです。コミュニティが生み出す文化はもっと好きです。AUTOMATON編集長(Editor-in-chief)

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