ドット絵庭づくりゲーム『Horticular』かなり好評スタート。癒し系な見た目で自由度高め、ただし管理も大事な造園シム

パブリッシャーのSlug Discoは7月12日、inDirection Gamesが手がけた庭づくりシミュレーションゲーム『Horticlar』を配信した。対応プラットフォームはPC(Steam)で、ゲーム内は日本語表示に対応。本作は、さっそく高い評価を得ている。

パブリッシャーのSlug Discoは7月12日、inDirection Gamesが手がけた庭づくりシミュレーションゲーム『Horticular』を配信した。対応プラットフォームはPC(Steam)で、ゲーム内は日本語表示に対応。本作は、さっそく高い評価を得ている。

本作は、荒れ果てた土地を再生して緑豊かな環境を作る作品だ。前任の世話係が姿を消してしまったことで、プレイヤーはミステリアスなノームによって不思議な世界に召喚され、新たな世話係として庭に命を吹き込むこととなる。

『Horticular』では、ゲーム側から提示されたタスクやチャレンジをこなしつつ、自由な庭づくりを楽しめる。最初は荒地が広がっているが、スコップで掘ることで、たとえば植物を植えるのに適した草地や、畑に最適な耕土など別の種類の土地に改造可能。そうした各アクションにはコストがかかり、庭を充実させたり、チャレンジを達成したりなどすることでお金を獲得できる。お金は、庭の土地を拡張させる際にも必要になる。

庭づくりにおいては、生き物たちが暮らせる環境・ビオトープを作ることが目標のひとつとなる。たとえば金魚であれば、土地を水辺にしたうえで、茂みを配置して日陰を作ることが必要。なおカエルも似た環境を好むが、金魚はカエルのいる環境では暮らさない。庭の中にそうした一定の環境を整備すると、やがて生き物たちが様子を見に来て住み着いてくれるようになる。

本作にはこのほか、アビリティのアップグレードや新アイテムへの投資といった要素も存在。また、庭に配置したものが朽ち枯れたり、ネメシスとよばれる邪悪な存在が夜に妨害してきたりといったことも発生し、プレイヤーはノームたちと力を合わせて庭の環境を健全に保つことが求められる。

 

本作は、PC(Steam)向けに7月12日に配信開始。本稿執筆時点で、Steamレビューには約110件が投じられ、その内の95%が好評とする「非常に好評」ステータスを獲得している。レビュー総数はまだそれほど多くはないものの、かなり高い好評率である。レビューにおいては、ドット絵ビジュアルによるやさしい雰囲気のほか、自由度が高く奥深い庭の管理要素などが好評。また、本作について開発元が『RollerCoaster Tycoon』と『あつまれ!ピニャータ』から影響を受けていると述べていたことに触れ、それらの作品に通じる要素に好意的に言及する意見もみられる。

『Horticular』は、PC(Steam)向けに配信中だ。リリース記念セールとして、7月26日までは10%オフの2070円にて購入可能となっている。

【UPDATE 2024/7/16 20:25】
作品タイトルを訂正

Taijiro Yamanaka
Taijiro Yamanaka

国内外のゲームニュースを好物としています。購入するゲームとプレイできる時間のバランス感覚が悪く、積みゲーを崩しつつさらに積んでいく日々。

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