大注目の日本夜道ホラー『散歩 WALK』Steamにてお披露目。失敗しても“終われない”し精神を蝕まれていく、少女帰宅ホラー
Kazumi Game Studiosは6月2日、サバイバルホラーゲーム『散歩 WALK』のPC(Steam)向けストアページを公開し、ゲーム概要を披露した。

国内デベロッパーのKazumi Game Studiosは6月2日、サバイバルホラーゲーム『散歩 WALK』のPC(Steam)向けストアページを公開し、ゲーム概要を披露した。本作は、2021年に体験版が配布され大きな注目を集めていた作品だ。
本作は、主人公の少女が静かな無人の街を彷徨う、ステルス中心のサバイバルホラーゲーム。PS1時代を彷彿とさせるビジュアルと固定カメラシステムが採用されている。

『散歩 WALK』の舞台となるのは、見慣れたようでいてどこか異質な日本の街。プレイヤーは、帰宅中の小学生らしき少女となり、彼女を無事に家まで導くことを目指す。日が暮れ街は暗くなっておりほかに誰もいないが、“何か”が少女を見ている気配があり、やがて彼女は異形の“怪異”に追われることになる。
街のマップには、路地裏や草に埋もれた裏道、忘れられたトンネル、崩れかけた神社など複数のエリアが存在。神社や寺を訪れるとセーブできる。そして各地域では、それぞれ異なるルールと行動パターンを持つ怪異が現れるという。追ってくる者、欺く者、狩る者、時には味方になる可能性のある者もおり、プレイヤーは捕まらないよう論理的に考え行動し、慎重にルートを選んで少女を導かなければならない。


怪異に追われる中では、有限のリソースを使い安全を確保することができるという。また、激しい戦闘要素は存在しないが、少女は忘れられた神々の加護を受け、儀式によって道を切り開くことに。どうやら儀式によって怪異の巣を浄化することが目標になるようだ。浄化することで、新しい道や近道が現れることもあるとのこと。
一方、怪異に捕まると少女は死んでしまう。そして、死んでも同じ場所から物語を続けることはできるが、死ぬたびに徐々に街が歪み、少女の精神が蝕まれていくことが本作の特徴となる。プレイ中のすべての“失敗”は記録され、怪異に捕まる回数が少ないほど、少女の生還率は高くなるそうだ。
本作の開発元Kazumi Game Studiosは、東京に拠点を置くインディースタジオ。本作『散歩 WALK』は、ホラーゲームコミュニティThe Haunted PS1が2021年に配信した、PS1風グラフィックのホラーゲーム体験版集「The Haunted PS1 Demo Disc 2021」に収録され、大きな反響を得た。その後同スタジオは、Kickstarterでのクラウドファンディングの実施を予告。その実施に先立って、今回Steamストアページが公開された格好だ。
『散歩 WALK』は、PC(Steam)向けに開発中。上述した体験版はPC(itch.io)向けに配信されている。また、Kickstarterでのクラウドファンディングについては、実施時期は未公表ながらプレビューページがすでに公開されているため、興味のある方はフォローしておくと良いだろう。