地図手描きホラーゲーム『Engraving』正式発表。“何か”に追われながら、自力マッピングで森をさまよう
個人開発者のRaffaele Picca氏は7月25日、『Engraving』を正式発表した。一人称視点のホラーアドベンチャーゲームだ。

個人開発者のRaffaele Picca氏は7月25日、『Engraving』を正式発表した。対応プラットフォームはPC(Steam)。あわせてストアページも公開されている。
『Engraving』は、一人称視点のホラーアドベンチャーゲームだ。プレイヤーは古代の遺物を探し求める墓荒らしとなり、不吉な森を独りさまようこととなる。

舞台となる森は、ノンリニアで自由に探索することが可能。フィールド内に存在するパズルを解くことによって、新たなエリアが開放される。マップはそのままでは存在しないため、探索することによって、プレイヤー自身でマップを描かなければならない。プレイヤーが常に持っているアイテムは、紙と羽根ペン、色鉛筆と消しゴムのみ。視界内にある地形を紙になぞり、文字通りマップを“描いていく”のだ。クエストマーカーなども存在しないため、パズルを解くにはマップに怪しい箇所を逐一メモしていく必要がある。
探索を進めるごとに、森に蔓延する呪いがプレイヤーキャラを蝕む。一歩進むごとに疲労が蓄積され、いずれは休息も必要になるようだ。しかし休息を取ると、エリアごとの並びがランダムに変化。全く違うマップとなり、遺物までの道筋が変わってしまう。休息によるマップ変化もあわせてどのように探索するか、その都度戦略を練る必要がありそうだ。

さらにマップ内にはプレイヤーを追跡する敵も存在し、気を抜けば簡単に死に至ってしまう。プレイヤーの死は重大なペナルティとなるようで、どうにか生き延びて進むことが重要になるのだろう。
本作を手がけるRaffaele Picca氏はドイツに拠点を置く個人開発者。2015年から個人でのゲーム開発をスタートし、itch.ioにて作品をリリースしてきた。本作はitch.ioにて発表されていた過去作『The Path to Pardon』をベースとしており、マップを描く探索システムやストーリーなどは継承されつつ、グラフィックや謎解きなどがアップデートされている格好だ。
『Engraving』はPC(Steam)にてリリース予定。なお、現時点では日本語対応予定はないようだ。