田舎暮らしホラー『Dread Fields』発表。畑仕事や乳しぼりでのんびりスローライフ、でもどこか不穏
Podoba Interactiveは1月7日、一人称視点ホラー『Dread Fields』を発表した。

デベロッパーのPodoba Interactiveは1月7日、一人称視点ホラー『Dread Fields』を発表した。対応プラットフォームはPC(Steam)。ストアページによれば、ゲーム内は日本語表示に対応予定。
本作は、田舎での静かな暮らしの中に忍び寄る恐怖を描くホラー作品だ。舞台となるのは「Dread Fields」と呼ばれる土地。日本語では「恐怖の野原」といった意味になるだろう。大都市での生活に疲弊した主人公は、アパートを売り払い、この地に移り住むことを決意。見知らぬ老人から購入した農場付きの家で、ひとり新生活をスタートさせる。物騒な地名のおかげで、かつての知人が訪ねてくることもないだろう。理想のスローライフを手に入れたかに思えた主人公の前に、「生ける屍の少女」にまつわる怪異が静かに近づいてくるのだ。


本作の世界は、2000年代半ばのゲームを意識したというローポリゴンのグラフィックで描かれている。村の景観や生活感には、開発元が拠点を置く東欧・ウクライナの美学が色濃く反映されているようだ。公開されているスクリーンショットでは、主人公が暮らす農場のほか、針葉樹の森や湖といった自然豊かなロケーションが確認できる。夕暮れや夜の場面も描かれており、詳細は不明ながら時間帯が変化する要素もあるのかもしれない。
ゲームプレイの基本は、一人称視点での田舎暮らしだ。草刈りや畑仕事といった農作業に加え、牛の乳しぼりやニワトリの卵収穫などの酪農的な要素も用意されている。農場の外に足を運べば、湖での釣りや森でのキノコ狩りといったアクティビティも可能。井戸ではクランクを回して水をくみ、割った薪は自ら運ぶ必要があるなど、ホラーゲームでありながら、作業の手触りを重視したシミュレーター的な田舎暮らしが体験できるようだ。


ホラー要素の詳細は現時点では明かされていないものの、公開されたトレイラーでは不穏な兆しが随所に描かれている。魚を捌く主人公の傍らに佇む不気味な黒猫、真っ赤に染まった風景の中での水くみ作業など、日常の延長線上に違和感が差し込まれる演出が確認できる。トレイラーの終盤では、棺桶に収められた女性が目を覚ます場面が映し出されており、これが先述の「生ける屍の少女」なのかもしれない。
本作は初回プレイ時間を約1.5時間と想定した設計で、マルチエンディング制を採用しているという。孤立した田舎での穏やかな日常と、そこに潜む神秘主義的な恐怖を組み合わせた内容になるとされており、静けさの中で徐々に不安が増幅していく体験が特徴となりそうだ。

本作を手がけるPodoba Interactiveは、ウクライナに拠点を置くインディーデベロッパーだ。これまで一人称視点の地獄プラットフォーマー『Blessed Burden』や、ウクライナの集落を修復するアドベンチャーゲーム『Back to Hearth』などを制作してきた。『Dread Fields』は『Back to Hearth』のリリース後、村を舞台にしたホラーを作るために開発をスタートさせたという。孤独感と不安感に満ちたホラーを目指しているようだ。田舎のありのままの雰囲気を伝えたいとも語られており、閉塞した田舎での孤立感が恐怖体験の演出に活かされるのかもしれない。
『Dread Fields』はPC(Steam)向けに開発中。ストアページによれば、ゲーム内は日本語表示に対応予定だ。
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