『ホグワーツ・レガシー』Switch 2版とSwitch版の公式比較映像公開。“無茶移植”からの進化お披露目、ホグズミードにもシームレスにエントリー

WB Gamesは5月14日、Nintendo Switch 2版『ホグワーツ・レガシー』のプレイ映像を公開した。Switch 2版ではSwitch版と比較して、ホグズミードにシームレスにエントリーできるなどの変更が加えられている。

パブリッシャーのWB Gamesは5月14日、『ホグワーツ・レガシー』のNintendo Switch 2版のゲームプレイ映像を公開した。前世代のNintendo Switch版と並べての比較映像となっている。

本作は、「ハリー・ポッター」の世界観を題材にしたオープンワールド・アクションRPGだ。1800年代のホグワーツを舞台とし、魔法界の古代の秘密を解く鍵を握る主人公となり、ホグズミードや禁じられた森などを探索。また魔法学校の寮に入って仲間を作ったり、呪文を習得したりなどしながら、邪悪な闇の魔法使いと戦う。

『ホグワーツ・レガシー』は、2023年2月にPC/PS5/Xbox Series X|S向けに発売され、その後Nintendo Switch/PS4/Xbox One版もリリース。特にNintendo Switch版では、本体性能にあわせた最適化の数々と共に移植され、リリースにこぎつけたことで注目を集めた。それはビジュアルの品質を落とすだけにとどまらず、マップの構造にまで手が入れられ、元々シームレスなオープンワールドゲームであったところ、エリア間の移動やショップ入店時などにロードが入る形式が採用された(関連記事)。

今回公開されたNintendo Switch 2版のゲームプレイ映像では、Nintendo Switch版の同じシーンと並べて新旧バージョンが比較。Nintendo Switch 2版は、一見してグラフィックが大きくグレードアップしており、解像度やフレームレートも向上していることが確認できる。また映像の中盤では、ホグズミードに入るシーンが紹介。Nintendo Switch版では、入り口で立ち止まって先に進むことを選択し、ロード画面を挟んだのちホグズミードに移動しているが、Nintendo Switch 2版ではロードなしでシームレスに村に入っている。

Nintendo Switch 2版は、TVモードでは最大1440p、携帯モードでは1080pの解像度で描画され、HDRにも対応。さらに、ライティング・シャドウ・アニメーション品質の改善や、いわゆる超解像技術であるDLSSのサポートも実施。今回公開されたゲームプレイ映像は、かねてより案内されていたこうしたビジュアル面の向上を、Nintendo Switch版と比較しながら確認できる内容であった。

開発元のAvalanche Softwareによると、Nintendo Switch 2版を手がけるにあたっては、Nintendo Switch版を移植するか、それともいちから作り直すか判断が求められたという。移植する方が簡単ではあったが、結果的にいちから開発することを選択したおかげで、本作の世界をより忠実に再現することができたそうだ(Creator’s Voice)。

『ホグワーツ・レガシー』のNintendo Switch 2版は、Nintendo Switch 2本体と同じく6月5日に発売予定だ。

Taijiro Yamanaka
Taijiro Yamanaka

国内外のゲームニュースを好物としています。購入するゲームとプレイできる時間のバランス感覚が悪く、積みゲーを崩しつつさらに積んでいく日々。

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