「ゲーム体験と音楽が噛み合ってない、ちぐはぐなゲームが増えている」と、ベテランゲーム作曲家・高田雅史氏が指摘。単なる曲ではなくゲーム体験を作ってほしいとして
昨今高田氏は、体験と音楽がちぐはぐになっているゲームがあると感じているそうだ。

『HUNDRED LINE -最終防衛学園-』のコンポーザーを務める高田雅史氏は、弊誌のインタビューにて昨今のゲーム音楽の変化についてコメント。ゲーム体験と音楽が分離している傾向にあると感じているようだ。
高田雅史氏は、『シルバー事件』や『ダンガンロンパ』シリーズ、『地球防衛軍』シリーズや『デジモンストーリー』シリーズ、『大乱闘スマッシュブラザーズ』シリーズ、『夢王国と眠れる100人の王子様』など多岐にわたる作品に楽曲を提供しているベテラン作曲家である。シンセサイザーが特徴的なコンポーザーだ。高田氏は本作『HUNDRED LINE -最終防衛学園-』では、トゥーキョーゲームスの高田雅史として多くの楽曲を制作。「絶望」の世界観に“不穏な”花を添えた。
弊誌が高田氏に「HUNDRED LINE -最終防衛学園- Original Soundtrack」に関するインタビューを実施した際、話題は高田氏が手がけた楽曲が『HUNDRED LINE -最終防衛学園-』の舞台装置として機能するよう心がけているとコメント。そして、昨今高田氏は、体験と音楽がちぐはぐになっているゲームがあると感じているそうだ。
高田氏:
最近少し気になっているのは、ゲームの中で流れている音楽自体はすごくリッチで、クオリティも高いものが多いのに、それがゲームの体験とあまり噛み合っていないな、と感じる場面が増えてきたことです。
正直に言うと、ゲームを作っているというよりも、良い音楽を作っているだけになってしまっているように見えることが結構あります。
――たしかに、ゲーム体験と音楽で分離されているイメージがありますね。
高田氏:
そうなんですよ。ゲームのレビューを見ていると「音楽は良かった」と書いてあるものがあって、それは音楽に対する称賛ではなくて、ゲームより音楽の方が立っているということなんですよね。なので、ゲームを作っているわけではなくて、ゲーム体験と音楽がちぐはぐになっているんですよ、という風に考えてほしいです。だから、僕が音楽を作るときはそういったところもちゃんとゲーム全体の体験として面白くなるようにしたいと、常に思っています。
今後も、高田氏が音楽を手がける作品では、ゲーム体験に沿ったかたちで同氏の音楽を楽しむことができそうだ。「HUNDRED LINE -最終防衛学園- Original Soundtrack」は現在配信中である。
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