Nintendo Switchの「hentai」系の粗製乱造ゲーム、「DLCバンドル」のみが突如配信停止。ストアから消える

RedDeer.Gamesが販売する『Hentai Girls』や『アニメ ガールズ』『Hentai ゴルフ』などのDLCバンドル版が、2月下旬から相次いで配信停止となった。

Nintendo Switch向けダウンロードゲームを販売するニンテンドーeショップにて、最近になってパブリッシャーRedDeer.Gamesの取り扱いタイトルが大量に配信停止となり、一部で注目が集まっているようだ。

ニンテンドーeショップの動向を観測するXユーザーnaruki氏の報告によると、RedDeer.Gamesが販売する『Hentai Girls』や『アニメ ガールズ』『Hentai ゴルフ』などのDLCバンドル版が、2月下旬から相次いで配信停止となった。なお、ゲーム本編やDLC自体は引き続き個別に配信中である。

今回影響を受けたタイトルのひとつ『Hentai Girls』は、シンプルなスライドパズルゲームだ。パズルの画面にアニメ調で描かれた女の子のイラストが使用され、パズルを攻略すると肌の露出が多いイラストに切り替わる。完全なヌードになることはなく、16歳以上対象にレーティングされたちょっぴりセクシーな作品である。ストアページの説明文によると「ヘンタイはアートです」とのこと。

本作に向けては、女の子のイラストおよびパズルを追加するDLCが複数配信されており、ゲーム本編とセットにしたバンドル版も展開。そのDLCバンドル版のほとんどが、先日3月1日になって突如配信停止された。その数は実に16種類。配信されているDLCは計6種類だけだが、組み合わせを変えて「究極版」や「スペシャル版」「決定版」「伝説版」「ディレクターズカット」「ゲーム・オブ・ザ・イヤー エディション」「すごいエディション」「壮大エディション」「すばらしいエディション」などとして配信されていたのだ。結果的にほぼ一掃され、全DLCをセットにした「完全版+」のみが残った。

販売元のRedDeer.Gamesでは、取り扱うほかのカジュアルゲームでも同様にDLCバンドル版を量産して販売する手法をとっているものがあり、今回それらのバンドル版の多くも配信停止されている。

では、なぜ今回大量のDLCバンドル版が配信停止されたのだろうか。今のところRedDeer.Gamesから発表はなく、真相は不明。なお、DLCバンドル版を量産する手法については、ニンテンドーeショップ上での露出を増やす目的があると思われる。さらにRedDeer.Gamesは、定価がいくらであれ200円程度で買える大幅割引セールを定期的に実施。こちらも露出向上を狙っての施策のようだ。ただ、そのような強引なDLCバンドル版の量産行為は、ユーザーにとってはストアが閲覧しにくくなる弊害があり、一部では批判的な声も聞かれる。

そうした意見を受けて、任天堂が対処したのだろうか。あるいは、RedDeer.Gamesが自らラインナップを整理した可能性もあるだろう。ただRedDeer.Gamesのタイトルでは、たとえば『AAAクロック』でもDLCバンドル版が多数配信されているが、こちらは現時点で取り下げられていない。性的表現を含むいわゆる「Hentai」系の作品のみがターゲットとなった可能性もあるが、そもそもゲーム本編やDLC自体の配信は継続されており謎が残る。弊誌では、今回の事態についてRedDeer.Gamesに問い合わせている。3月4日18時時点で回答はなく、回答があれば追記する。

【UPDATE 2025/3/6 10:04】
RedDeer.Gamesは弊誌の問い合わせに対し、コンテンツの管理戦略の一環として、ストア上のカタログを定期的に見直し、更新しているとコメント。こうした社内のビジネス上の決定により、一部のタイトルは同社の販売レーベルを通じた提供を中止することがあるとした。また、今回の配信停止はプラットフォーム側の制限などによるものではないとも説明した。

今回発生したDLCバンドル版の配信停止は、どうやら任天堂がおこなったわけではなく、RedDeer.Gamesが自ら実施したようだ。明確な理由については明かされなかったが、同社の説明と、特定のジャンルに偏って配信停止されていたことから考えると、影響を受けた各タイトルは今後別の企業あるいは販売レーベルへの移管を予定し、その準備がおこなわれたということかもしれない。

Taijiro Yamanaka
Taijiro Yamanaka

国内外のゲームニュースを好物としています。購入するゲームとプレイできる時間のバランス感覚が悪く、積みゲーを崩しつつさらに積んでいく日々。

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