PS1風カメラ撮影ホラー『Heartworm』8月1日発売へ。「肩越し視点撮影」と『バイオハザード』風視点入り混じるサバイバルホラー

DreadXPは7月11日、『Heartworm』を8月1日にSteamに向けてリリースすると発表した。本作はPS1風のグラフィックで展開される、サバイバルホラーゲームだ。

パブリッシャーのDreadXPは7月11日、『Heartworm』を8月1日に発売すると発表した。対応プラットフォームはPC(Steam)。ストアページ表記によると日本語に対応するようだ。

『Heartworm』は、90年代ホラーゲームにインスパイアされたというサバイバルホラーゲームだ。主人公である「Sam」は、最愛の祖父の死から立ち直れず、祖父と再会する方法を探していた。Samは、ネット上の謎めいた掲示板に載っていた超自然的な空き家を訪ね、そこで記憶を辿る不可思議な体験をすることとなる。

本作は、肩越しの3人称視点と、フィールドに固定された視点の入り交じるホラーゲームとなっている。記憶の世界には敵も存在し、撃退する手段はカメラによる撮影のみ。トレイラーを見る限りカメラを構えた際に肩越しの視点へと切り替わるようで、通常時には固定視点でレトロな雰囲気を味わえつつ、戦闘時にはストレスフリーなプレイングができるよう工夫が凝らされている様子。

敵のバリエーションもさまざま。動きの素早いものから、プレイヤーの行動を遅くするもの、行動範囲を阻む壁を作るものなど、一筋縄では攻略できない敵が揃っている。カメラの使用にもフィルムの数が関わってくるため、慎重な行動が必要とされるだろう。また、記憶の世界には謎解きも存在。敵から逃れつつ、ヒントや手がかりを探索していくのが重要なようだ。

また、初代『バイオハザード』や『サイレントヒル』などに影響を受けたというグラフィックのニッチな作り込みも興味深い。通常のゲームプレイ時にはローポリゴンのモデルが使用されているが、一部カットシーンにはプリレンダリングの映像も使用。3Dモデルやテクスチャ含め、グラフィックが比較的リッチな作り込みになっており、いままであまり再現されることのなかった「レトロゲームらしさ」を再現している。

開発元のVincent Adinolfiはアメリカに拠点を置く個人開発者。本作の開発は2019年から始まったとのこと。Steamニュース上に公開されたスクリーンショットを見る限り、2020年頃には本作のスタイルが出来上がり、本格的に開発が進んでいったようだ。Vincent氏はリリース日の公開に寄せて、「とてもワクワクしている」とコメント。開発の苦労を振り返りつつ、ユーザーと本作を共有できるのを楽しみにしているようだ。

『Heartworm』はPC(Steam)にて8月1日リリース予定だ。なお、ストアページ表記によると日本語に対応するようだ。日本語化が適用された、開発中のゲーム映像と思しき画像も公開されている。

Haru Takitoh
Haru Takitoh

アクションゲームとゲーム音楽が好きです。一番好きなゲームは『アーマード・コア6』、衝撃を受けたゲーム音楽は『サルゲッチュ』。

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