1989年に公開されたロバート・ゼメキス監督のSF映画「Back to the Future Part II」で描かれた時代設定は2015年10月21日。日本時間では残すところあと2日だ。マーティとドクがタイムトラベルした時代の到来を祝してか、YouTubeにはオープンワールドクライムアクション『Grand Theft Auto V』で1作目「Back to the Future」のワンシーンを再現したトリビュート映像が公開されている。動画編集機能「Rockstar Editor」のなせる業と、マフィア面のドクは一見の価値ありだ。
特にドクの顔が最高にヘビー
観るものに1.21ジゴワットの電流が流れるようなトリビュート映像「GTA 5 – Back to the Future」を制作したのは、『Grand Theft Auto V』に関する様々な動画をYouTubeに投稿しているファンチャンネルGTA Series Videos。動画の編集には、同作におけるゲームプレイを録画・編集・投稿できるPC/PlayStation 4/Xbox One版向けの機能「Rockstar Editor」が使用されている。同チャンネルには、このほかにも「The Dark Knight」や「Reservoir Dogs」を再現した動画が公開されており、真剣なリスペクトだがどこか笑えるトレイラーが楽しめる。
映像制作には、PC版『Grand Theft Auto V』におけるシングルプレイヤーMod「Back To the Future Time Circuits Mod 0.2」「Back To The Future – Delorean Time Machine(3 Car Pack)1.0」「Simple Trainer for GTA V 2.4」を使用しているほか、GTA Series Videosによる独自の改変も加えられているとのこと。ドクの人相はもちろん、サングラスやマーティーの帽子の有無、二人の立ち位置など、本家と異なる細かな点は多々あるが、絶妙なカメラワークと完璧な映画音声の挿入には、愛犬アインシュタインも開いた口が塞がらない。“最高にヘビー”なトリビュート動画に仕上がっている。
『Grand Theft Auto V』は、PlayStation 3/Xbox 360向けに2013年9月、PlayStation 4/Xbox One向けに2014年11月、Windows向けには2015年4月に、Rockstar Gamesから発売されたアクションアドベンチャーシリーズ最新作。オープンワールド型の広大なマップとシリーズ屈指の自由なゲーム性が高く評価され、“24時間で最も売れたビデオゲーム”を含む計7つのギネス世界記録を樹立している。また、PC版を中心にModコミュニティーにおける活動も盛んで、トリビュート映像の制作にみられるように、デジタルの箱庭として世界中のファンから根強く愛されている。