『I am Bread』のYouTube公式アカウントは22日、『Goat Simulator』と『I am Bread』のコラボレーションを告知する動画を投稿した。動画内ではヤギと食パンのラブストーリーが描かれており、最後に『GoatBread』というタイトルがアナウンスされている。
Coffee Stain Studiosが手がける『Goat Simulator』は、2014年4月に発売されたPC/PlayStation4/Xbox One/モバイル向けの「ヤギシミュレーター」だ。オープンワールド風に作られた世界の中で、プレイヤーはヤギとなって暴れまわるという奇妙なゲームである。NPCやオブジェクトに干渉して発生する滑稽な動きや、バグによるいびつな挙動を楽しむというのが趣旨であり、あまりの“オバカ”さで発売直後からヒットした。
一方『I am Bread』は、Bossa Studiosが2014年12月に発売したPC/PlayStation4/Xbox One/モバイル向けの「パンシミュレーター」だ。こちらは『Goat Simulator』とは趣旨が異なり、プレイヤーは食パンとなって床や虫など汚いものを避けながらトーストされることを目指すゲームだ。キッチンやダイニングが舞台となっており、独特の物理演算で動くパンをうまく操作して、オーブンやコンロなどパンをトーストできる場所(ゴール)を目指して冒険する。ゴールを目指す途上でトイレに入り込みそこから脱出したり、スケボーにのったり、パンらしからぬシュールな冒険が描かれることで好評を博した。
『GoatBread』詳細はまだ述べられていないが、後日に両タイトルに無料で導入されるDLCという形になるようだ。『Goat Simulator』にはプレイヤブルキャラクターとしてパンが追加され、『I am Bread』には” RAMpage mode”なるものが追加される。『GoatBread』の公式サイトでは「ビデオゲームの歴史に新たな時代を刻む」という宣伝文が表示されており、稀代のコラボレーションとしての野心が垣間見える。