タイピングで戦うローグライク『Glyphica: Typing Survival』Steamにて10月9日に早期アクセス配信へ。武器を強化し、敵の“名前”を素早く正確に入力して一掃
パブリッシャーのSqueaky Wheelは9月24日、キーボードでの文字タイピングによるローグライク風シューティングアクションが楽しめる『Glyphica: Typing Survival』の早期アクセス配信を10月9日に開始すると発表した。対応プラットフォームはPC(Steam)。また本作は日本語に対応する。
『Glyphica: Typing Survival』は、ローグライク風のシューティングサバイバルゲームだ。さまざまな武器とアビリティを組み合わせて、上下左右から迫りくる敵をシューティングしていくアクションで、最大の特徴は敵を撃つためにキーボードで単語を打ち込む必要があるという点だ。
本作では、自機の強化や追加武器の装備といったローグライクシューティングの要素と、タイピングゲームの要素がセットになっている。画面内の全方向から敵機が近づいてくるので、敵機の上部に表示されている単語をキーボードで正確に打ち込むことで、武器による射撃が行われる仕組みだ。また、敵の挙動や攻撃手段にはいくつかの種類があるため、今もっとも危険度が高いと思われる敵機を撃ち落とす判断能力、そしてタイピングの正確さと素早さが求められることになる。ゲームを進めていくことで、強力なボスとの戦いも待ち受けている。
なお出題されるタイピング用の単語は、選択言語に応じて変更される。公開されているスクリーンショット画像上では、英語の場合「mosquito」「terminal」など、日本語の場合は「戸棚(todana)」「半分(hanbun)」などの単語が見受けられる。練習したい言語に応じて、言語選択を切り替えても楽しめるだろう。
タイピングでシューティングをおこなうことが最大の特徴となる本作だが、コントローラーでの操作とSteam Deckにも対応するとのこと。これらのデバイスからプレイする場合は、たとえば「十字キーの上とL2ボタンを順に押す」といった操作にて狙った敵機を撃つシステムとなっている模様。
そんな本作は、10月9日より早期アクセス配信にてリリースされる。期間は6か月から1年ほどの予定となっている。早期アクセス開始時点では装備可能な武器と利用可能なアップグレードとして3台のメインタレット、9種類の追加武器の使用が可能だそうだ。
また早期アクセス配信期間中は、タレットや武器の開発、追加をおこなう予定とのこと。自機からの直接攻撃をどのようなものにするのかだけでなく、画面の広範囲をカバーできるセントリーを配置するなどして殲滅力を高めるといった、独自のビルドを組むこともできそうだ。ほかにも新たなボス、そしてミッションシステムなども導入される予定とのこと。
本作のデベロッパーであるaliasBLACKはシンガポールに拠点を置くインディーゲーム開発スタジオで、個人ゲームデザイナーXuanming Zhou氏によって設立された。同氏はモバイル/PC向けの基本プレイ無料タイトルの開発や、ストラテジーゲーム『Stellaris』のゲームデザインなどに携わっている。
またパブリッシャーを務めるSqueaky Wheelはフィリピンに拠点を置くゲーム開発・パブリッシングスタジオだ。開発ブログでは、「Redditに500ドル相当の広告を出したら『Glyphica: Typing Survival』のウィッシュリストがいくつ獲得できるか?」という実証実験をまとめた記事を公開している。現在『Glyphica: Typing Survival』のウィッシュリスト登録数は4万件にも上っているという。実績のある開発者と独自の広告戦略を持つパブリッシャーのタッグが組まれた本作が、すでに高い注目を集めているかたちだ。
『Glyphica: Typing Survival』はPC(Steam)向けに、10月9日に早期アクセス配信予定だ。