幽霊調査ホラーゲーム『Ghost Frequency』発表。“実在スマホアプリ”を駆使し夜の廃墟でゴーストハント、なお“現実のアプリ”は幽霊を見つけるとは限らない

Serafini Productionsは10月10日、『Ghost Frequency』を発表した。対応プラットフォームはPC(Steam)で、今年12月に配信予定。ストアページによると、ゲーム内は日本語表示にも対応予定のようだ。

デベロッパーのSerafini Productionsは10月10日、幽霊調査ホラーゲーム『Ghost Frequency』を発表した。対応プラットフォームはPC(Steam)で、今年12月に配信予定。ストアページによると、ゲーム内は日本語表示にも対応予定のようだ。

本作は、とある廃墟を舞台に幽霊の存在について調査をおこなう、シングルプレイの一人称視点ゲームだ。人気YouTubeチャンネルPIT(Paranormal Investigation Team)とのコラボ作品となる。


『Ghost Frequency』にてプレイヤーは、経験豊富なゴーストハンターであるマークとなり、同僚エミリーと共に夜の廃墟を調査する。ふたりは何らかの失踪事件に関連してその廃墟を訪れたようだが、そこは不気味な存在に取り憑かれた場所だという。

幽霊調査にあたり、プレイヤーにはいくつかのツールが用意される。そのひとつはスマートフォンで、「Ghost Finder」というゴーストハンティングアプリに搭載された機能を使用可能。たとえば、電磁波を検出して超自然的な事象を追跡し、隠れた存在を明らかにできる「EMFゴーストディテクター」や、不気味な幽霊の声を捉え、EVPオーディオスペクトルにあわせて録音できる「EVPデジタルレコーダー」がある。

このほか、赤外線サーマルカメラも用意され、人間の目には見えないものを可視化可能。幽霊の足跡などを発見できるようだ。本作では、こうしたアプリ機能やツールを駆使して幽霊の存在を調査し、その謎を解き明かすことを目指す。一方で、プレイヤーは幽霊に襲われることもあるようで、廃墟での夜を生き延びることも求められる。


本作は、登録者数約88万人のイタリアのYouTubeチャンネルPIT(Paranormal Investigation Team)とコラボして制作されている。同チャンネルでは、実際に幽霊調査をおこなう番組を主に手がけており、それがゲームにて再現されているようだ。実はゲーム内に登場するゴーストハンティングアプリ「Ghost Finder」もPITが手がけたものが実在し、iOS/Android向けに配信されている。ちなみに現実においては、ゲーム内のものと同じ機能を利用できるが、検出されたものが必ずしも幽霊を示すとは限らないとのこと。

本作の開発元Serafini Productionsは、東京・渋谷に所在するスタジオで、ドリコムにて新規事業開発マネージャーを務めるSebastiano Serafini氏によって設立。まだリリース実績はないものの、ホラーゲーム『BrokenLore』シリーズをはじめとした多数の作品を次々に発表しており、その内いくつかは体験版が配信中である。

『Ghost Frequency』は、PC(Steam)向けに12月配信予定だ。また、10月15日から開催されるSteam Nextフェスにあわせて体験版が配信予定となっている。

Taijiro Yamanaka
Taijiro Yamanaka

国内外のゲームニュースを好物としています。購入するゲームとプレイできる時間のバランス感覚が悪く、積みゲーを崩しつつさらに積んでいく日々。

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