前作「Fallout 3」で表現規制が課せられたドイツとオーストラリア、シリーズ最新作『Fallout 4』は“カット無し”に
日本と並びビデオゲームの表現規制が厳しいことで知られるドイツにて、Bethesda Game Studiosの新作『Fallout 4』がカット無しでリリースされることが明らかとなった。『Fallout』の公式Facebookページにて明らかにされたもので、同じく表現規制が激しいオーストラリアやスイスでも同様のリリースとなることが明らかにされている。海外フォーラムNeoGAFやRedditのユーザーらがスレッドを立て、情報が広まった。
頭部ヘッドショットも人体欠損も許可
かつて『Fallout 3』はオーストラリアのレーティングにて発禁処分を下されるなどし海外で話題となった。のちにオーストラリアやドイツなどでは、流血表現や人体の欠損表現 などがカットされたバージョンが発売。また、Obsidian Entertainmentが手がけた『Fallout: New Vegas』も、同じくオーストラリアやドイツでは表現規制が加えられていた。ただしドイツにおいてはBethesdaの尽力により、のちに 『Fallout: New Vegas』のUltimate Editionが修正無しにて販売されている。
『Fallout 4』にゴア表現が無いというわけではなく、Bethesda Softworksが公開しているゲームプレイ映像からはヘッドショットにより砕け散る頭部や、ミニガンでバラバラに身体が吹き飛ぶレイダーたちの姿を確認できる。
※ 頭部ヘッドショットシーンは2分30秒ごろ、ミンチシーンは4分10秒ごろに確認できる
なお日本国内においては、『Fallout 3』は人間やグールの人体分離欠損の表現、原子爆弾が関連するミッションの一部選択肢が削除。また『Fallout: New Vegas』においても、人間やグールの人体分離欠損が削られている。人体分離欠損の規制はまぬがれそうにないが、ミッション内容には手が加えられないこ とを願うばかりだ。なお『シムシティ』とは異なり、マサチューセッツ州ボストンに原子力発電所は存在しないが、州内には「ピルグリム原発」が存在する。
『Fallout 4』は国内で2015年冬にリリース予定。現時点で詳細な発売時期や表現規制に関する発表はされていない。