あの元気が、新作Steamゲームとして『Devil Road Run!』を発表。ブロックや魔物を配置し、魔王が勇者から逃げるゲーム


デベロッパーの元気は7月16日、パズルアクションゲーム『Devil Road Run!』を発表した。対応プラットフォームはPC(Steam)で、配信時期は未定。

本作は、パズル要素とラン&ジャンプ要素を掛け合わせたシンプル操作のカジュアルゲームだという。主人公である少し間抜けでなまいきなカワイイ魔王は、街を襲撃したものの勇者に返り討ちにされ、自身が破壊してきた道を引き返し逃げることとなる。

『Devil Road Run!』にてプレイヤーは、横スクロールステージにて勇者に追われながら、追いつかれる前にゴールにたどり着くことを目指す。進む道は、魔王の破壊と創造の能力を駆使し、ブロック(魔物)を配置して構築。魔王は自動で走り、勇者に追いつかれて攻撃されたり、ブロックの道から落下したりするとゲームオーバーとなるようだ。

ブロックは、2〜4つのタイルを組み合わせたさまざまな形状のものがあり、3つまでストックされた中からステージ内に自由に配置可能。ブロックを使用すると、新たなブロックがランダムで供給される。ブロックでは、魔王が進む道を作ることはもちろん、勇者の行く手を塞ぐように配置して妨害することもできる。

勇者には、標準的な能力の剣勇者、段差移動が遅いが耐久力の高い槍勇者、段差移動が速いが歩行は遅く耐久力も低い魔法勇者、そして移動能力がすべて高いが耐久力は低めの棍棒勇者が存在する。


魔王は2段以上の段差は登れないようで、一方の勇者は乗り越えられない段差のブロックは攻撃によって破壊可能。ただブロックは、ステージの縦に端から端まで揃えることで消すことができる。この際には、勇者の移動速度が一定時間ダウンする効果が発生。慌てず対応することが大事になりそうだ。

ステージにはアイテムの卵が配置されていることがあり、獲得すると仲間の魔物を利用可能。4種類の魔物が存在し、パンチで勇者に小ダメージを与えるものや、時限で爆発して大ダメージを与えるもの、あるいは一定範囲内にいる魔王の移動速度をアップさせたり、敵の移動速度を一定時間ダウンさせたりといった効果をもつ。魔物もまた、ステージ内の自由な場所に配置できる。

このほか、本作にはスコア稼ぎ要素があり、配置したブロック数に応じたスコアを獲得できるほか、既存のブロックに接するように配置することでコンボスコアを獲得。さらに、移動速度が一定時間アップする肉をゲットすることでもスコアを得られる。そうしたアイテムを上手く獲得していけるようにブロックを配置することが重要になるのだろう。逆に移動速度が一定時間ダウンする毒肉も存在するため注意が必要だ。

本作を手がける元気は、『剣豪』や『首都高バトル』『湾岸ミッドナイト』シリーズなどの開発元として知られるデベロッパーだ。近年は、アーケード向けやモバイル向けゲームの開発を中心に携わっており、本作『Devil Road Run!』にてSteamに参入するかたちとなる。

『Devil Road Run!』は、PC(Steam)向けに開発中。配信時期は未定だ。