”閉ざされたゲームセンターから脱出するため、なぜかクレーンゲームする”ゲーム『ビョーキなGENERATION -クレーンキャッチャーの亡霊-』発表。設定も絵も独特

『ビョーキなGENERATION -クレーンキャッチャーの亡霊-』は、クレーンゲームをプレイしてゲームセンターからの脱出を目指す作品だ。

国内個人デベロッパーのFUJII Productionは12月6日、クレーンゲームシミュレーター『ビョーキなGENERATION -クレーンキャッチャーの亡霊-』を発表した。対応プラットフォームはPC(Steam)で、今月12月中に配信予定。

本作は、クレーンゲームをプレイしてゲームセンターからの脱出を目指す作品だ。1990年代のゲーム風のレトロな3Dビジュアルが採用されている。

『ビョーキなGENERATION -クレーンキャッチャーの亡霊-』の主人公は、とあるゲームセンターに囚われた状況にある青年だ。薄暗い店内にはクレーンゲーム筐体が数多く設置されており、それぞれの景品にまつわる未練を抱える亡霊が主人公の行く手を阻む。そこでプレイヤーはクレーンゲームをプレイし、獲得した景品を亡霊に渡して成仏させる。そうしてステージを進み、ゲームセンターからの脱出を目指すのだ。

本作では、アームの形状や可動範囲が異なる複数の種類のクレーンゲームが登場し、それぞれ実機を参考にしたリアルな物理挙動を実現しているという。筐体内に入っている景品もまた、形状や重心の位置が異なるさまざまなアイテムが存在し、攻略方法が変わってくる。開発元によると、タイミングと精密な位置どりが要求される本格的な操作感により、現実のクレーンゲームと同じ攻略法で楽しむことができ、遊ぶほどに上達するそうだ。

ゲームセンターの店内にはトミナガという名の亡霊がおり、彼に話しかけるとクレーンゲーム攻略のコツを教えてくれる。クレーンゲームの景品の種類ごとに尋ねることができ、手取り足取り指南してくれるというよりも、景品ごとの狙い所や動かし方について語ってくれるそうだ。また彼とは、ゲームセンターやクレーンゲームにまつわる雑談をすることもできる。

店内にはほかにも、主人公より先に閉じ込められていた人物がおり、薄暗く重たい社会を背景として、彼らとの奇妙な関係が描かれるという。一部ステージには、アドベンチャーパートやカットシーン演出も存在。そして、アメリカン・ニューシネマ的な余白のある語り口で、陰鬱で面倒くさいドラマが展開されるとのことだ。

『ビョーキなGENERATION -クレーンキャッチャーの亡霊-』は、PC(Steam)向けに今月12月中に配信予定だ。

この記事にはアフィリエイトリンクが含まれる場合があります。

Taijiro Yamanaka
Taijiro Yamanaka

国内外のゲームニュースを好物としています。購入するゲームとプレイできる時間のバランス感覚が悪く、積みゲーを崩しつつさらに積んでいく日々。

記事本文: 7716