マイクロソフトは9月19日、およそ2年半におよぶ『Gears of War 4』の開発が完了したと報告し、ローンチトレーラーを公開した。本作のストーリーの一端が垣間見えるほか、搭乗可能な大型ロボット、おなじみコール・トレインの姿も新たに確認できる。
その他にもいくつか情報が公開された。Microsoftによるローンチイベントを取材した現地メディアPC Gamerによると、Windows 10版ではオフラインでの画面分割協力プレイがサポートされるという。オフラインではLAN経由でXbox One版とのプライベートな対戦プレイも可能だ。
オンラインでもWindows 10版とXbox One版のクロスプラットフォームプレイに対応するが、協力キャンペーン、Hordeモード、AI相手の対戦プレイに限定される。つまり、オンラインでWindows 10版プレイヤーとXbox One版プレイヤーが対戦することはできない。これは入力機器(マウスとゲームパッド)やハードスペックに由来するハンデへの配慮と思われる。
『Gears of War 4』では1ヶ月に2種類ずつ、向こう1年に渡って24種類の追加マップが予定されているが、Arstechnicaによると、マップが追加されると10から12の基本マップが更新され、オンラインマッチメイクのたびに入れ替えもおこなわれる。クイックマッチでのプレイに限られるが、追加マップを購入せずとも誰もがプレイ可能になる仕組みだ。一方、カスタムマッチで特定のプレイヤーと一緒にプレイする場合には、購入しないとその追加マップはプレイできない。追加マップにおいてはコミュニティの分断がひとつの課題となっているが、その解決策として用意された仕組みだ。
『Gears of War 3』でローカストとランベントとの戦いに終止符を打ってから25年後、惑星セラに残された数十万人の市民は統合連邦政府COGの支配下にある。一方、強権的なCOGを嫌い壁で囲まれた都市をはなれて暮らす「Outsiders」と呼ばれる勢力も生まれ、シリーズの主人公だったマーカス・フェニックスや彼の息子JD・フェニックスもその一員だ。敵対するCOG、そして新たに出現した敵Swarmに立ち向かうため、JDは父や友人らと共に武器を手にする。
『Gears of War 4』は、2014年1月にマイクロソフトがEpic Gamesから同シリーズのIPを買収してから、自ら開発する初めての新作だ。開発にはGears of War専門に再編された傘下のThe Coalitionがあたり、エグゼクティブ・プロデューサーとしてシリーズを手がけていたRod Fergusson氏をEpic Gamesから招聘し万全の体制を敷いた。
通常版は10月11日に発売、シーズンパスを同梱したUltimate Editionは4日早い10月7日に発売予定。残念ながら日本での発売が見送られてしまったが、海外版は日本語字幕表示に対応予定。
本作はXbox Play Anywhereに対応し、Xbox One版とWindows 10版のどちらか一方のダウンロード版を購入すれば両プラットフォームでプレイ可能。セーブデータや実績の共有もできる。