インディーデベロッパーのSvajunas Zemaitis氏は、オープンワールドアドベンチャーゲーム『Garbage Day』の発売日が2016年1月19日に決定したと明らかにした。本作は今年4月にSteam Greenlightへと登録され、異色の“ループもの”オープンワールドゲームとして注目を集めた作品だ。プレイヤーは何度も何度も同じ1日を繰り返し、時にはふざけたり法を犯したりしつつ、タイムループからの脱出を目指す。
参考記事: 繰り返す1日からの脱出を目指す“ループもの”オープンワールドゲーム『Garbage Day』
『Garbage Day』の舞台となるのは、原子力発電所の近くに位置する郊外のとある田舎町だ。プレイヤーの分身となる主人公は、発電所に勤務する一人の男性社員。ある日、主人公はわけもわからぬまま原子力発電所のメルトダウンに巻き込まれ、タイムループの輪に囚われてしまう。繰り返す1日のなかで町を何度も探索し、なぜ事故が起きたのか、そしてどうすればループから抜け出せるのかを調べてゆくことになる。
ゲームジャンルは一人称視点のオープンワールドアクションゲームである。プレイヤーは繰り返される1日を自由に過ごすことが可能だ。ベットの上からいつまでも出なかったり、車に乗って隣の家に突っ込んだり、いつもどおりに働いて給料をもらったり、あるいは日本刀を持って殺人鬼と化したり。妙にアクション要素に力が入っているのも本作の特徴で、バットや拳銃にサブマシンガンなどで町の住民たちを攻撃し、身体をバラバラに引き裂くこともできる。
『Garbage Day』では上記以外にも大量のインタラクティブ要素(たとえばシリアルを食べるなど)が存在しており、ゲーム内の行動には無数の選択肢が存在することになる。おそらく本作は、繰り返される1日のなかで様々な行動を試し、どうすればメルトダウンが止められるのかを推理する作品となるのだろう。もちろん推理に飽きてしまったのなら、住民の腕を集めるサイコパスになっても、車で歩道を走る狂った男になってもかまわない。どうせ眠ってしまえば無かったことになり、同じ1日がまた始まるのだから。
なお気づいた人も多いかもしれないが、『Garbage Day』はビル・マーレイ主演の映画『恋はデジャ・ヴ(Groundhog Day)』に影響を受けているという。