[エイプリルフール] Gamers Geographicプロジェクト頓挫と新規クラウドファンディングサービス創設のお知らせ
[エイプリルフール]我々はゲームにかんする意見の発信を標榜し、諸般の事情で見切り発車となった昨年9月以降半年あまり運営してまいりましたが……。
弊誌 Gamers Geographic の資金繰りが悪化しプロジェクト中止を余儀なくされていることをここに明らかにするとともに、忸怩たる思いでお伝えします。
我々はゲームにかんする意見の発信を標榜し、諸般の事情で見切り発車となった昨年9月以降半年あまり運営してまいりましたが、ご覧のとおり広告も有料コンテンツもなく、一切の収益がない状態が続いておりました。マハラジャの一時的な支援によりなんとか当座の資金は獲得できたものの、それも底をつきました。
無論、マネタイズにあらゆる方策を検討しました。きのこ栽培やゲームセンター展開、グッズ販売、契約者向け記事、倒し方を知る少額課金、魅力的な広告などなど、様々な案が出され、そしてしかし消えてゆきました。どれもなんらかの理由で採用できなかったのです。現実は非情でした。
金銭にまつわる問題は終始安田の悩みの種となり、不眠は悪化し、偏頭痛にさいなまれ、インドから輸入した葉っぱに手を出す始末です。1年ぶりに会った人物から開口一番「カネどうしてるんですか？」と聞かれ心底引くなど、じつに興味深い出来事もありました。
また、人材不足も慢性的です。とはいえ求人をアナウンスしたところで、こんな露骨に WordPress カスタムなデザインのサイトになど怪しすぎて誰も寄りつかないだろうと最初からじつは認識しています。他方、私が妻に養ってもらっているという事実があるにもかかわらず妙に羽振りが良いと誤解されることすらありました。学生サークルのようなカジュアルさでのご応募には、とてもやるせない気持ちになったものです。
私と弊誌執筆陣による力強い直球マーケティング（ステマの逆、なるべく身元をあきらかにして声を上げるのがポイント）を粛々と続けた結果、それなりの存在感はしめせるようになっていたと確信しています。最近では 2ch の転載禁止騒動の余波という高波に乗ることでこれまでになかった層へのアピールにも成功し、安田個人のツイートがなぜか過去の経歴と紐付けて斬新かつ哲学的・文学的な解釈をなされるなど、一つ上のフィールドへアセンションした手応えを感じたばかりです。繰り返しますが、無念というほかありません。
Gamers Geographicは、倒れたままなのか？
否。これが始まりです。
弊誌はひとまず更新を停止し、資金集めに奔走することを決定しました。しかしながら、零細未満の我々に融資してくれる金融機関など存在しません。ヤミ金にすら門前払いをくらうでしょう。そこで誰でもすぐに思いつくのは犯罪です。そして次善策が Kickstarter プロジェクトなのですが、北米の銀行口座など所有しているわけがありません。
一見すると詰みである現状を打破しうる解はただひとつ。そう、クラウドファンディングサービスをみずから立ち上げるのです！ 我々自身が出資法の限界に挑むのです！
ここに国内向けクラウドファンディングサービス『BUNCO』立ち上げを宣言します。「サラミ法」とも呼ばれる独特の技術に着想をえた『BUNCO』は、賛同者からの小ぜ……少額の出資も受けつけるのが最大のオリジナリティです。具体的には、既存のサービスとは異なりセントまたは銭単位での投げ銭も可。さらに、流動性と信用力の不安定な通貨にも対応します。正式サービスインは2015年末予定。
先がける形で、安田個人の起業プロジェクトを開始します。目標金額はひとまず100バチカンリラ。これは『BUNCO』の可能性を満天下にしらしめ、かつ国内ゲーマーの潜在的資本力ならびに次世代のクラウドファンディングを開拓できるものと確信しております。さらには世界最強の戦闘宗教からの祝福も獲得できるかもしれません。
あまりに唐突な発表に不安になる方もいらっしゃることでしょう。しかし、『BUNCO』は構想になんと1万800秒（なんとこれは0.2刻に相当）も投入しています。緻密に練りこまれた本プロジェクトが成功し、投機マネーが流れ込み、山師が跳梁跋扈する未来へのビジョンには一点の曇りも迷いもありません。
ご理解とご協力と忍耐をたまわりますよう、なにとぞよろしくお願い申しあげます。
なお、本件『BUNCO』ページは明日公開予定です。
