海外の大手ゲームショップ、ドリキャスなど一部「レトロコンソール」の取り扱いを再開
米国テキサス州に本拠地を置く大手ビデオゲーム販売店GameStopは、4月25日からレトロコンソールのセールや中古取り引きプログラムを実施すると明らかにした。ニューヨークおよびバーミンガムの250店舗で実施される。NES(ファミコン)、SNES(スーパーファミコン)、GENESIS(メガドライブ)、初代PlayStation、ニンテンドー64、そしてドリームキャストが対象となる。
GameStopの担当者は海外メディアIGNに対し、レトロコンソールの中古取り引きプログラムが成功すれば、今年後半にも全国的に実施する意向を見せている。
現在GameStopの全店舗では、Wii、ゲームキューブ、ニンテンドーDS、ゲームボーイアドバンス、PSP、Xbox、そして3月から取り扱いが開始されたPlayStation 2が並ぶ。今回、ドリームキャストなどのレトロコンソールが並べば、GameStopにて買取販売もしくは購入できるタイトル数は約5000本に増加するという。
GameStopにて販売されるレトロコンソールやアクセサリー類は、まず改修分析センター「Refurbishment Operations Center(ROC)」に検査のため送られ、テストや修理が実施される。実際に商品として陳列されるまでは、およそ2か月の時間が必要だ。なお、「ROC」はGameStopにもともと存在するセンターであり、今回のレトロコンソールプログラムのために新たに設立されているわけではない。
近年ダウンロード販売の躍進が伝えられている中、世界最大手のゲームショップGameStopがレトロコンソールを取り扱い始めたことは興味深い。バーチャルコンソールなどを通じて販売されているレトロゲームはあるが、権利問題などによりオンライン上で販売できないゲームは数多く存在する。また、レトロ愛好家やコアゲーマーであれば、実機でプレイしたいという者も少なからず存在するだろう。専門店やオークションサイトで睨めっこする必要なく、安全にレトロコンソールが購入できる環境がGameStopにて生まれつつある。