Humble Bundleでゲーム開発ツール「Game Maker」バンドルが登場。150ドルのProが収録、ソースコード付きでゲーム開発の勉強も可能

「Humble Bundle」にて、ゲーム開発ツール「Game Maker: Studio」をテーマにした「Game Maker Bundle」の販売がスタートした。

「Humble Bundle」にて、ゲーム開発ツール「Game Maker: Studio」をテーマにした「Game Maker Bundle」の販売がスタートした。従来通りPWYW(Pay what you want)形式での販売となっており、ユーザーは好きな額でゲームを購入することが可能。「Game Maker: Studio」を開発しているYoYo Games、バンドルを販売しているHumble、さらにはチャリティにそれぞれいくら支払うかを自ら決定することができる。

スコットランドのYoYo Gamesが開発している「Game Maker: Studio」は、特に2Dアクションゲームの制作にて力を発揮するゲーム開発ツールだ。プログラミングの知識がなくともゲームを組み立てることができるのが特徴。初心者でも使えるツールながら前述したように2Dアクションゲーム関連の機能が豊富であり、『スペランキー』から『Hotline Miami』『Undertale』『Hyper Light Drifter』といった有名タイトルでも採用されている。

今回1ドルから購入できるのは「Game Maker: Studio」のプロ版であり、無料であるスタンダード版にて表示される広告が表示されなくなる。開発したゲームをWindowsだけでなくMacやUbuntu、さらにアドオンを購入すればiOSやAndroid向けにも出力できるようになる。頻繁にセールが実施されるとはいえプロ版の通常価格は149.99ドル(Steamでは国内で1万5380円)となっており、「Game Maker: Studio」が気になっていたユーザーは必ず購入すべきだろう。

なお今回のバンドルでは、平均額以上を支払えば「HTML 5 Module」、15ドル以上を支払えば「Android Module」「iOS Module」「Windows UWP Module」も入手することができるので、より多機種に向けたゲームが開発したい場合は検討してみよう。またこのほか「Game Maker: Studio」製ゲームのソースコードやゲーム本体が収録されており、これを見ながらゲーム開発を学ぶといったこともできそうだ。

Shuji Ishimoto
Shuji Ishimoto

初代PlayStationやドリームキャスト時代の野心的な作品、2000年代後半の国内フリーゲーム文化に精神を支配されている巨漢ゲーマー。最近はインディーゲームのカタログを眺めたり遊んだりしながら1人ニヤニヤ。ホラージャンルやグロテスクかつ奇妙な表現の作品も好きだが、ノミの心臓なので現実世界の心霊現象には弱い。とにかく心がトキメイたものを追っていくスタイル。

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