「ゲームセンターあらし」VS「VR」、作者すがやみつる氏やSIE吉田修平氏が仮想現実を語る「黒川塾」特別企画が大阪で7月開催へ

黒川文雄氏は、7月4日（火）に「ゲームセンターあらしは『VR』の夢を見るのか？！」を開催すると発表した。黒川氏が定期的に実施している会「黒川塾」の4周年特別企画、また7月に開催される「Game Tools & Middleware Forum 2016（GTMF2016）」の前夜祭イベントとして催される。

「ゲームセンターあらし」は、1979年から1983年までコロコロコミックで連載されたゲーム対戦をテーマにしたコミックだ。『スペースインベーダー』が大流行した時代に描かれた同作では、主人公である少年「石野あらし」がさまざまなゲームを通じてライバルたちと死闘を繰り広げる。ジャンプして一回転しながらゲームを操作する「月面宙返り」、レバーを高速に動かしゲーム機を誤作動させる「炎のコマ」、手をこすり静電気を発生させる「エレクトリック・サンダー」など、奇想天外な必殺技も魅力だった。

作者のすがやみつる氏は、「ゲームセンターあらし」が大流行したあとにマイコン漫画「こんにちはマイコン」「マイコン電児ラン」なども執筆。コミックを通じてアーケードゲームやマイコンを率先して描いてきた人物が、現在新たなプラットフォームとして注目を集める「VR」にどのような意見を寄せるのかは興味深いところだろう。また翌日に大阪会場で開催される「GTMF」は今年”VR”をテーマにしており、いよいよ日本でもVR元年の波が如実に感じられるようになったところだ。

このほか「ゲームセンターあらしは『VR』の夢を見るのか？！」には、SIEワールドワイドスタジオのプレジデント吉田修平氏、Epic Games Japanのサポート・マネージャーとしてUnreal Engine 4を使用する開発会社を支えている下田純也氏、タブレットやVRを活用したICT教育の普及活動を「スマラボ」を通じて続けている矢野浩二郎氏が参加する。司会は主催者である黒川文雄氏。