Nintendo Switch『フロントミッション サード: リメイク』ついに6月26日配信へ。新モード「クイックコンバット」搭載、戦術バトルの醍醐味をサクッと味わえる

Forever Entertainmentは5月28日、シミュレーションRPG『フロントミッション サード: リメイク』を6月26日に配信すると発表した。

パブリッシャーのForever Entertainmentは5月28日、シミュレーションRPG『フロントミッション サード: リメイク』を6月26日に配信すると発表した。対応プラットフォームはNintendo Switchで、価格は3999円(税込)。また、パッケージ版の2025年内の発売も決定した。

本作は、1999年に発売された『フロントミッション サード』のリメイク版だ。開発は、Forever Entertainment傘下のMegaPixel Studioが担当。同社は、スクウェア・エニックスよりライセンスを受けて『フロントミッション』シリーズのリメイク展開をおこなっており、本作は『フロントミッション ザ・ファースト:リメイク』『フロントミッション セカンド:リメイク』に続く3作目となる。

『フロントミッション サード: リメイク』は、国家や企業が覇権を争い、圧倒的な力を誇る人型機動兵器ヴァンツァーが戦場を支配する近未来を舞台にしたドラマティックシミュレーションRPGだ。主人公の武村和輝(名前は変更可)とその友人である草間亮五は、「軍事基地へ荷物を運ぶだけ」という単純な任務に臨むが、基地で発生した不可解な爆発事故をきっかけに、複雑に絡み合う陰謀と戦火の中に身を投じることになる。

本作にてプレイヤーは、仲間にしたキャラクターたちでパーティを編成し、ヴァンツァーを操ってのターン制バトルに挑む。特徴的な要素としてはディスチャージ・バトル・システムが存在し、敵パイロットが脱出するなどして乗り捨てられたヴァンツァーを奪うことが可能。また、ヴァンツァーの装備や外観のカスタマイズ機能も用意される。

ゲーム序盤にプレイヤーが下す選択によって、シナリオが2つに分岐する要素も本作の特徴のひとつ。主人公の武村和輝は妹アリサとの再会を果たし混迷を打開するのか、あるいは秘密兵器MIDASを追う科学者エミール・クラムスコイと手を組んで真相を突き止めるのかという、まったく異なる視点と展開のドラマが描かれる。

リメイクにあたっては、グラフィックがHD化され、ヴァンツァーなどのモーションはより滑らかに進化。またサウンドトラックは完全リアレンジされ、原曲の雰囲気を活かしつつも、現代的なサウンドでより深い没入感を演出するという。さらに、テンポの速い戦闘を楽しめる新モード「クイックコンバット」が導入される。


ちなみに『フロントミッション サード: リメイク』は、2022年9月に第2作のリメイク版の正式発表と共に開発が告知された(関連記事)。すでに第1作と第2作のリメイク版は発売済み。今回の『フロントミッション サード: リメイク』をもって、PlayStation向けのシリーズ3作品がすべてリメイクされる格好だ。

『フロントミッション サード: リメイク』は、Nintendo Switch向けに6月26日配信予定だ。また2025年内には、Forever Entertainmentのグループ会社であるレイニーフロッグよりパッケージ版も発売予定。こちらの発売日は後日発表される。

Taijiro Yamanaka
Taijiro Yamanaka

国内外のゲームニュースを好物としています。購入するゲームとプレイできる時間のバランス感覚が悪く、積みゲーを崩しつつさらに積んでいく日々。

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