わずか1年で成功した『Five Nights at Freddy’s』開発者が語る、成功者へと向けられるヘイト「自分の成功に集中しろ」

『Five Nights at Freddy’s』シリーズの開発者Scott Cawthon氏は、自身に向けられている”ヘイト”に対する考えをSteamの公式フォーラムに投稿した。『Five Nights at Freddy’s』は、2014年8月からPCやiOS/Androidなどでリリースされているホラーゲームシリーズだ。国内外で多くのプレイヤーから支持を集めており、今週7月23日には4作目となる『Five Nights at Freddy’s』が発売された。また海外では、インディーゲームでは異例のハリウッド映画化も決定している。

プレイヤーからの評価も高く順風満帆に見える『Five Nights at Freddy’s』とScott Cawthon氏だが、氏のもとには多くの“ヘイト(妬み)”が向けられたという。

「ここ最近、僕に対して多くの妬みが向けられてきたのは事実だ。フォーラム上で、YouTube上で、あるいはほかの場所でね。正直に言うと、つらかったよ。成功しているからという理由だけで、みんなに嫌われるというのは耐え難い。一部の人たちは、僕がスクルージ・マクダックみたいに金貨のなかを泳ぐ日々を過ごしていて、努力せずにゲームを次々と作りだし、楽して金儲けしていると思っているんだろう。事実はまったく異なる、成功したことで僕を妬んでいる人たちは誤解していると思うよ」

1年前までは100円ショップ勤務

Cawthon氏は、昨年まで「ダラー・ジェネラル(1ドルショップ、日本における100均ショップ)」のレジ係として働いていたと打ち明けている。Cawthon氏の上には上司が3人いて、さらに3人ともハイスクールに在学中の学生だったという。1ドルショップで働く前は、ディスカウントストア「ターゲット」の冷凍庫にて冷凍食品の荷降ろしをしていた。「僕は成功した人生を歩んできたわけではなかった、そしていま幸運にも成功することができた、成功に報いるため精一杯努力した」とCawthon氏は続ける。「週末に馬鹿騒ぎをしたり、酔っ払ったり、マティーニをチビチビ飲んだりはしていない。昼間はバスター縛りで『ロックマン3』を子供とプレイしていた。そして自分に与えられたもので最善を尽くそうとしたんだ」。

「こんなことを打ち明けているのは、あなた達に“僕は人間である”ということをわかって欲しいからだろう。僕にはたくさんの欠陥があるし、たくさん失敗してきた。僕のゲームは完璧ではないし、今後もそうなることはない。ただ僕がみんなに伝えたい重要なことは、成功しているからという単純な理由で、成功を批判する人たちにけっして耳を傾けてはいけないということだ。よくなろうとすることは努力することであり、邪悪なことではない。ゲームへの批判はいい、多くの批判は正当なものだ。だが人気になれば“人気だから”という理由だけでなんでも嫌う人たちが大勢いる、成功すれば”成功したから”という理由だけでなんでも嫌う人たちが大勢いる。“なにかを憎んでいる人は、さらに憎もうとする(Haters gonna hate.)”。だが、誰かの失敗や成功に集中する人生なんで間違った生き方だとわかって欲しい。ほかの人たちを叩くような映像を作っている人たちは、公共の場に走り込んで叫び散らしている人たちと同じようなものだ。注目は集めるだろう。だがなにかを変えられるわけではない。彼らのようになりたいのならば、同じように喚き散らせばいい、そしてあなたの人生は無意味なものとなる」

ヘイトを無視してただ前進する

Cawthon氏は送られてくるeメールのなかでも、特にゲーム開発を追ってくれているようなメール、コンピューターサイエンスやプログラミングの学習を始めるというメールを気に入っていると明らかにしている。

「次のゲームデザイナーは誰か?マーキプライヤーがプレイする次のゲームを作るのは誰か?それは間違いなく君になるだろう!成功を妬んでいる者はけっして成功しない。自身の成功に、そして自身の物語に集中するんだ。みんなはいつも僕に“どこの大学に通えばいいか”とか、“どんなプログラムを学べばいいか”と聞いてくる。答えはただ前進すること、訓練すること。とにかく大学に入ればいい、一生懸命学べばいい、あなたがなにかをすれば、それは素晴らしいことになる。あなたは来年大成功して語り継がれるに違いない。自分自身でやり遂げることをあきらめた人たちの穴に落ちるんじゃない、絶対に自分自身ですべてを作り上げるんだ」

Cawthon氏は、自身が挙げた“成功者の像”になるには年を取り過ぎたと語る。そしていつか自分がリタイアした時、コンピューターの前に座ってあなたたちのゲームをプレイしたい、あなたたちの物語を読みたい、あなたたちの映像を見たいと伝えている。

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