スクワットしながら遊ぶステルスゲーム『Squat Ops』正式発表。筋肉をいじめながら単独潜入、しゃがみキープで“ドラム缶のフリ”をしたりスクワットジャンプで攻撃したり


デベロッパーのParasol Corpは7月15日、フィットネス・ステルスゲーム『Squat Ops』を正式発表した。対応プラットフォームはPC(Steam)/Nintendo Switchおよびモバイルで、配信時期は未定。Steamストアページによると、ゲーム内は日本語表示に対応するようだ。

本作は、実際にスクワットをしてキャラクターを操作するステルスゲームだ。スクワットをするプレイヤーの動きの検知は、PCやスマホのカメラ、もしくは加速度センサーを内蔵したApple AirPods Proを用いておこなうという。

*2023年10月公開のテストプレイ映像

『Squat Ops』にてプレイヤーは、特殊部隊の新メンバーとなって極秘任務に挑む。舞台となるのは、テロリストに占拠された核施設だ。施設内に潜入し、敵に気づかれないように行動しながら情報を入手するなどし、テロリストが企てている計画の阻止を目指す。

各ステージは“フィットネスパズル”としてデザインされ、2〜3分程度でクリアできる内容とのこと。先述したとおり、プレイヤーは実際にスクワットをして主人公を操作する。テストプレイ映像によると、主人公の移動ルートは固定で、1回スクワットをすると主人公が2マス進み、スクワットしてからジャンプすると一気に4マス進むかたちとなる模様。カメラなどで捉えたプレイヤーの動きを機械学習を用いた技術にて検出し、それぞれのアクションの操作に反映させているそうだ。


ステージ内では、敵となるテロリストが巡回していたり、監視カメラが配置されていたりする。それぞれには視界を示すコーンが存在するため、見つからないように行動しなければならない。遮蔽物に隠れたり、隙を見てスクワットを頑張って一気に突破したりするゲームプレイとなるのだろう。また、スクワットをしてしゃがんだ状態をキープすると、一時的にカモフラージュが可能。開発元いわく、最新の軍事技術によってドラム缶の中に身を隠せるとのこと。

プレイヤーがジャンプして一気に進むアクションに関して、進路上に敵がいると気絶させることが可能だ。主人公は武器は所持していないようだが、形勢を逆転させることにつながるという。このほかステージには、踏むと警報が鳴るトラップなども配置されているそうだ。

そしてステージをクリアするたびに、特殊部隊のメンバーたちとの通信を通じて物語が展開される。このなかでは、プレイヤーの行動や選択によって、メンバーとの関係性やチームへの忠誠度が変化。それによって新たなコンテンツがアンロックされたり、物語の方向性に影響を及ぼしたりするという。


本作の開発元Parasol Corpはオーストラリア・メルボルンに拠点を置くスタジオで、ゲーム開発者だけでなくフィットネス業界経験者も在籍。ゲームを通じてプレイヤーを健康にしたいという方針で活動しており、本作においては、『メタルギア ソリッド』や『スプリンターセル』『Hitman』シリーズ、および『リングフィット アドベンチャー』といったゲームのファンに向けて制作しているそうだ。

Squat Ops』は、PC(Steam)/Nintendo Switchおよびモバイル向けに開発中。配信時期は未定だ。