人気目玉焼きゲーム『Arctic Eggs』開発者が謎の「魚釣りゲーム」を制作中、年内リリースを目標に。釣った魚もルアーもカバンにぶち込み、整理整頓
高い評価を得た目玉焼き調理ゲーム『Arctic Eggs』を手がけたThe Water Museumが、次なる作品を開発中のようだ。SNS上で開発状況を報告しており、ファンの注目を集めている。
前作『Arctic Eggs』は、2091年の南極大陸を舞台にするSF料理ゲーム。謎めいた施設に囚われた状況にある主人公は、この場所から逃れるために、フライパンひとつで違法だとされる卵料理を作り、人々に振る舞う。本作は今年5月にPC向けにリリースされ、Steamユーザーレビューでは本稿執筆時点で約2400件のうち97%が好評とする「圧倒的に好評」ステータスを獲得している。
『Arctic Eggs』のリリース後、開発元The Water Museumは『Eating Nature』なる新作ゲームのSteamストアページを公開。現時点で詳細は不明ながら、魚をテーマにしたネイチャードキュメンタリー風ゲームだという。公開された映像などでは、魚が水中を泳いだり、樹上の蟻を捕食したりする様子などが示されている。また、『Arctic Eggs』に続き、レトロな3Dグラフィックが採用されていることもうかがえる。
一方でThe Water Museumは今年10月になって、「魚釣りゲーム」を作りたくなってきたとSNSに投稿。以降は、その開発状況の報告が増えていった。その中では釣り糸の物理表現や、釣り針に対する魚の挙動などについて研究し、テストを重ねていることが映像と共に投稿されている。こちらの作品は小規模なサイドプロジェクトとのことで、あくまで『Eating Nature』とは別の作品になるようだ。
この「魚釣りゲーム」においては釣り人のキャラクターが登場し、NPCとの会話シーンなども存在する模様。また先日12月23日には、インベントリシステムの存在が明かされた。釣り上げた魚はルアーなどと一緒に鞄に収納でき、魚の形状とマスにあわせて上手く配置することが求められるようだ。このインベントリについては、容量を拡張できるアップグレード要素も検討しているが、その表現方法についてはまだ決めかねているとのこと。
開発にあたっては、『どうぶつの森』や『ゲットバス』、また『Mysteries Under Lake Ophelia』や『Tales From Off-Peak City』といった作品からの影響を取り入れているそうだ。今回投稿されたインベントリシステムの映像は特に大きな注目を集めており、The Water Museumとしても手応えを感じている様子である。
なおThe Water Museumによると、この「魚釣りゲーム」は2024年内のリリースを目指しているとのこと。興味のある方は同公式Xアカウントからの続報をチェックしておくと良いだろう。一方、『Eating Nature』もPC(Steam)向けに開発中。こちらの配信時期は未定だ。PC(itch.io)向けにはプレイテスト版が配信されている。また、前作『Arctic Eggs』はPC(Steam/itch.io)向けに配信中だ。