遊園地が舞台の一人称視点ホラーゲーム『The Park』が正式発表、失踪した息子を追う母の物語描く

ノルウェーのゲームデベロッパーFuncomは、一人称視点のホラーゲーム『The Park』を正式発表した。

ノルウェーのゲームデベロッパーFuncomは、一人称視点のホラーゲーム『The Park』を正式発表した。Funcomは夢と現実が混在するアドベンチャーゲーム『The Longest Journey』や、古代神話と都市伝説が現実に起きている世界を舞台にしたMMO『The Secret World』などを開発してきたスタジオだ。開発者によれば、本作『The Park』は『The Secret World』と同じ世界を舞台にしているという。

『The Park』の舞台となるのは夜の不気味な遊園地だ。プレイヤーは母親の「ロレイン(Lorraine)」となり、行方不明になってしまったという息子「カラム(Callam)」を探しださなければならない。詳細なゲームプレイや物語は明らかにされていないが、ティーザートレイラーではロレインがジェットコースターに乗るシーンが確認できる。

※ティーザートレイラーには激しい光の点滅が含まれています

なお海外メディアRock,Paper,Shotgunなどは、トレイラーのサムネイルに写っているタコのようなライドが「Octotron」ではないかと目を付け、この遊園地が『The Secret World』に登場する「Atlantic Island Park」ではないかと推測している。

「Atlantic Island Park」は1970年代にNathaniel Winter社によって設立された遊園地だ。建設工事に着手してから、奇妙な事故や殺人未遂事件が多発していた。Nathaniel Winter社は反対意見を押し切り1978年に運営をスタートするも、その後も事故は続き、ついにはシマリスの着ぐるみを着た従業員が狂って子供たちを殺害。現在は遊園地は閉鎖されているという。まだ正式に「Atlantic Island Park」が『The Park』の舞台だと明らかにされているわけではないが、ホラーゲームにはぴったりのロケーションだろう。

『The Park』は2015年10月にリリース予定。対象プラットフォームはPCとされている。

Shuji Ishimoto
Shuji Ishimoto

初代PlayStationやドリームキャスト時代の野心的な作品、2000年代後半の国内フリーゲーム文化に精神を支配されている巨漢ゲーマー。最近はインディーゲームのカタログを眺めたり遊んだりしながら1人ニヤニヤ。ホラージャンルやグロテスクかつ奇妙な表現の作品も好きだが、ノミの心臓なので現実世界の心霊現象には弱い。とにかく心がトキメイたものを追っていくスタイル。

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