最大100人“タイピング”バトロワ『Final Sentence』発表。タイプミスしたら最悪死ぬ

Polden Publishingは3月26日、Button Mashの手がけるタイピングバトルロイヤルゲーム『Final Sentence』をSteam向けに発表した。2025年夏にリリース予定だ。

Polden Publishingは3月26日、Button Mashの手がけるタイピングバトルロイヤルゲーム『Final Sentence』を発表した。対応プラットフォームはPC(Steam)で、2025年夏にリリース予定。

『Final Sentence』は、タイピングスキルを駆使して生き残りをかけて戦うバトルロイヤルゲームだ。最大100人のオンライン対戦に対応している。タイプミスをすればするほど命の危険が迫る極限状態の中で、最後まで正確に文章を入力し続けた者が勝者となる。

本作の舞台は、暗く閉ざされた謎の倉庫。プレイヤーは同じく監禁された参加者たちとともに、机の上に置かれたタイプライターと、目の前に突きつけられたリボルバーの銃口に直面する。生き延びる唯一の手段は、指定された文章を正確にタイピングし続けること。タイプミスをすればするほど銃のシリンダーが回転し、弾丸が発射される危険性が高まる。ほかのプレイヤーが脱落していく様を目の当たりにしながら、緊張感あふれるタイピングバトルが繰り広げられる。

本作のゲームプレイはバトルロイヤル方式で、ただひとりの勝者になることを目指し、タイピングの腕を競うものとなっている。ゲームは主観視点で進行し、目の前にはタイプライターとタイマーがある。画面上には入力すべき文章が表示され、なるべく速く正確にタイピングする必要がある。各ラウンドは3~5分間で構成され、成績によって生存者が絞られていく。これを繰り返し、最後の1人になるまで戦い抜くことが目的だ。

対戦中、プレイヤーの向かい側には仮面をつけた謎の人物が座っており、リボルバーを構えている。このリボルバーには1発の弾丸が装填されており、タイプミスをするたびにトリガーが引かれ、シリンダーが回転する。弾丸の配置はランダムなのか、特定のタイミングで発射されるのかは不明だが、リボルバーの装弾数が6発であることから、6回のミスで確実に撃たれる仕様になっているようだ。入力のスピードはもちろん、タイピングの正確さも重要な要素となる。

本作には、40~100人で戦うオンライン対戦モードのほか、4人または8人のプレイヤーで競い合うプライベートマッチモードが用意されている。素早く正確なタイピングで不条理な死をかいくぐり、「最後の一文(Final Sentence)」を入力する勝者になれるかは、己の腕次第だ。

また、本作にはタイピングの成績でランク付けされるシステムや、プレイヤーの成長や改善点を確認できるシステムも搭載されている。タイピングの腕を上げる練習ツールとしても活用することも可能だ。

本作の開発を手がけるButton Mashは小規模ながらも、10年以上ゲーム業界に携わってきた、経験豊富な開発者たちによって構成されたスタジオだという。Button Mashとしては本作がデビュー作となるようだ。彼らはユニークで没入感のあるゲーム体験を提供することを目標に掲げているといい、さっそく、一作目からタイピングをテーマにしたバトルロイヤルという斬新なゲームが発表されたかたち。本稿執筆時点で日本語表示は非対応ながら、続報も注目されるところだ。

『Final Sentence』はPC(Steam)向けに2025年夏リリース予定。

Yusuke Sonta
Yusuke Sonta

『Fallout 3』で海外ゲームに出会いました。自由度高めで世界観にどっぷり浸れるゲームを探して日々ウェイストランドをさまよっています。

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