南極基地サバイバルホラー『Fear Below Zero』発表。“プレイヤーが隠れた場所”を怪物が記憶する、命がけ逃走ホラー
corsgamesは7月7日、『Fear Below Zero』を発表した。南極の研究施設が舞台となる一人称視点のサバイバルホラーゲームだ。

デベロッパーのcorsgamesは7月7日、『Fear Below Zero』を発表した。対応プラットフォームはPC(Steam)。あわせてストアページも公開されている。
『Fear Below Zero』は、一人称視点のサバイバルホラーゲームだ。舞台は南極の研究施設である「Erebus Station」。プレイヤーは通信技術士としてErebus Stationからの救難信号に応答し、そこで危険な古代生物と遭遇することとなる。

プレイヤーには古代生物に対抗する戦闘手段がない。古代生物は視覚と聴覚を駆使してプレイヤーに襲いかかる。ロッカーの中やデスクの下に隠れるなど、フィールドを駆使して狡猾に立ち回り、危険をやり過ごす必要がある。
しかし、敵も黙って見過ごしはしない。古代生物は決まったルートでフィールドを巡回するのではなく、プレイヤーの発する足音や物音、発炎筒の光を感知し、追跡してくる。さらにロッカーなど、プレイヤーが隠れられるスポットを幅広くチェックしてくるほか、最後にプレイヤーを発見した場所を記憶するという。何度も同じ場所に隠れるといった戦法はとれないようで、慎重に行動しなければならないのだろう。発見されれば最後、古代生物はドアやハッチを破り、どこまでもプレイヤーを追い詰めてくる。

プレイヤーの勝利条件は外部からの救助。基地の通信手段は故障しているため、フィールドを探索して素材を集め、設備を修理する必要がある。また、南極らしくフィールドは厳しい寒さに晒されている。低体温症になれば動きが遅くなってしまうため、携帯ストーブや防寒着、シェルターで寒さを凌がなければならない。非常に厳しいサバイバルホラーとなるようだ。
さらに、基地内部には古代生物を調査していたチームの謎も残されているほか、唯一の生存者である「Conrad」というキャラも存在。味方ではあるものの、なにか危険な意図を秘めている様子で、その行動には注意したほうが懸命だろう。
開発元のcorsgamesはカナダ、トロントに拠点を置く個人開発者。これまでに、恐ろしいアイスクリームトラックから逃げ惑うサバイバルホラー『Waffle Cone Willie』をSteamにてリリースしている。敵から隠れ、逃げつつ脱出の手がかりを探索する、というゲームデザインは前作から引き継がれているようだ。一方で本作では敵である古代生物のAIがより強化されているようで、南極という極地でのサバイバル要素が盛り込まれている点が特色と言えるだろう。
『Fear Below Zero』はPC(Steam)にて配信予定だ。