『ファンタジーライフi』、アップデートで「遠くまでマップが見える視点」実装へ。「全然フィールド見渡せない視点不満」を受けて
日野氏は6月中旬より遠くまでマップが見える視点を実装していくことを告知した。比較画像を見ると、これまでよりかなり遠くまでマップを見渡せることがわかる。

レベルファイブ代表取締役社長の日野晃博氏は6月4日、『ファンタジーライフi』の今後の仕様変更を予告した。不満が集中していたカメラまわりの仕様について、テコ入れが入るようだ。
『ファンタジーライフi』は、スローライフRPGだ。対応プラットフォームはPC(Steam)/PS5/PS4/Xbox Series X|S/Nintendo Switch。Nintendo Switch 2版も明日6月5日に発売され、Switch版のアップグレードにも対応する。
本作は『ファンタジーライフ』シリーズの新作だ。本作にて主人公は考古学者のエドワードたちと航海に出たところ、地図にない、文明の滅びた無人島を発見。そこには大穴や骨の姿をしたドラゴンなどがいた。そこで怪物に襲われた主人公は、逃げ延びるかたちで1000年前の世界にたどり着く。プレイヤーは過去の世界で資源を集めたり冒険したりしつつ、現代の島を復興させることになる。
同作は発売直後から高い評価が集まっており、Steamのレビューも「非常に好評」ステータス。累計販売本数は80万本を突破するなど絶好調模様。ファンタジー世界を部隊にジョブを変えて仕事に励んだり、探索をしたりなど、自分の生活を自由気ままに楽しめる『ファンタジーライフ』らしさが詰められている。マルチプレイ要素やハウジング要素なども含まれており、いろんな人といろんな『ファンタジーライフ』 を楽しめる点に注目が集まっているようだ。
一方で、いくつかの部分に批判が集まっていた。そのうちのひとつが「カメラ視点」である。本作は見下ろしとクォータービューの間のような視点を採用している。それゆえに“遠くを見渡せそうで見渡せない”仕様でもある。本作のフィールドは広いほか、なんとなくカメラ移動で見渡せそうで見渡せない、立体的なのに見渡せないなど、複数の要因でカメラ挙動に不満が集まっていたわけだ。
そうした意見をレベルファイブは汲んだようだ。日野氏は6月中旬より遠くまでマップが見える視点を実装していくことを告知した。比較画像を見ると、これまでよりかなり遠くまでマップを見渡せることがわかる。この視点でプレイすれば、先が見えやすくなるだろう。日野氏は「オープンワールドと通常の町中では許容できるカメラの高さが少し異なっていますが」としつつ、「どちらの場合も従来よりも見渡せるようになって、遊びやすくなっています」とコメントしている。
前述したように『ファンタジーライフi』は非常に売上および評価が好調。視点については数少ない批判の中ながらも少なくないユーザーから不満が寄せられていた。このアップデートによって視点が快適になれば、さらに評価は上がっていきそうだ。
『ファンタジーライフi グルグルの竜と時をぬすむ少女』は、PC(Steam)/PS5/PS4/Xbox Series X|S/Nintendo Switch向けに販売中。Nintendo Switch 2版も6月5日に発売予定だ。