公式レプリカを収録した『Fallout 4』の「Pip-Boy Edition」はすでに完売、Bethesdaの確保していた生産ラインも停止

今年のE3 2015にて正式発表された『Fallout 4』の限定特別版「Pip-Boy Edition」。発表から約2か月の時点ですでに完売していることがBethesda Softwareのマーケティング担当Pete Hines氏より明らかにされた。

今年のE3 2015にて正式発表された『Fallout 4』の限定特別版「Pip-Boy Edition」。同エディションにはゲーム中に登場するウェアラブルコンソール「Pip-Boy」の公式レプリカが同梱されており、多くのファンが注目を寄せていたが、発表から約2か月の時点ですでに完売していることがBethesda Softworks(以下、Bethesda)のマーケティング担当Pete Hines氏より明らかにされた。Hines氏が海外メディアGameSpotに対し伝えている。

Hines氏によると「Pip-Boy Edition」を生産している工場はこれ以上生産できるキャパがなく、工場側から今後は生産できないとの意向を伝えられたそうだ。生産終了の詳細な経緯は語られていないが、Hines氏の話を聞く限りでは、工場側がPip-Boyのラインを別の製品に使用することが理由であるという。ラインの移行は当初から決められていたのかなど、Bethesdaと工場がどのような契約を交わしていたのかは不明で、どちらが生産中止の原因であるかを決めつけることは現時点で不可能だ。

Hines氏はファンに謝罪しつつ、可能な限り生産ラインを確保して、可能な限り「Pip-Boy Edition」を作ったとしている。またBethesdaは「Pip-Boy Edition」の生産数を絞ってレアリティを高めたわけではないことを強調した。実際にHines氏の私感では、過去にリリースしたコレクターズ・エディションよりも「Pip-Boy Edition」の生産数は多いようだ。

参考記事: 『Fallout 4』の「Pip-Boy」レプリカを収録する「Pip-Boy Edition」の詳細が解禁、価格は120ドルに

『Fallout 4』では、スマートフォン向けにゲーム内の「Pip-Boy」を操作できるアプリが配信される予定。「Pip-Boy Edition」に収録されているレプリカは、スマートフォンを挿し込んで本物の「Pip-Boy」を操作するように遊ぶことができるのが売りだった。このほか同エディションには「Pip-Boy」のポケットガイドやVault-TecのPerkポスター、特製メタルケースなどが付属する。

なお国内では、2015年冬に日本語字幕・日本語音声を含む国内版『Fallout 4』が発売予定だ。「Pip-Boy エディション」の発売も予定されているが、今回のニュースにより競争率はさらに高いものとなるだろう。

Shuji Ishimoto
Shuji Ishimoto

初代PlayStationやドリームキャスト時代の野心的な作品、2000年代後半の国内フリーゲーム文化に精神を支配されている巨漢ゲーマー。最近はインディーゲームのカタログを眺めたり遊んだりしながら1人ニヤニヤ。ホラージャンルやグロテスクかつ奇妙な表現の作品も好きだが、ノミの心臓なので現実世界の心霊現象には弱い。とにかく心がトキメイたものを追っていくスタイル。

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