「圧倒的に好評」悪魔祓いホラー『FAITH: The Unholy Trinity』国内Nintendo Switch版発表。カルト的人気誇るホラーゲームがついに日本語対応へ

ハピネットは3月14日、ホラーアドベンチャーゲーム『FAITH: The Unholy Trinity』の国内Nintendo Switch版を発表した。発売日は未定。
本作は、Airdorf Gamesが手がけ高評価を得た作品で、PC版および海外Nintendo Switch版が先行してリリース。現時点で英語のみの対応となっているところ、公式日本語を完全収録するNintendo Switch版の国内発売が今回決定した格好だ。
『FAITH: The Unholy Trinity』は、1980年代の悪魔崇拝の恐怖をモチーフにした、レトログラフィックのホラーアドベンチャーゲームだ。マルチエンディングが採用された3つのエピソードで構成され、プレイヤーは若き司祭ジョンとして悪魔憑きの調査に乗り出す。そのなかでは、謎めいた人物たちや恐ろしい悪魔、狂気のカルト信者、そして弱まりつつある自分の信仰心との戦いが待ち受ける。
たとえば第1章では、ジョンは1年前に悪魔祓いをおこなうも失敗したという家を再訪。屋内や不気味な森などを探索するなかでは異常な現象や存在に遭遇し、聖なる十字架を使って対処する。本作は探索アドベンチャーでありつつアクションゲームでもあり、物語を進めるとボスのような存在との戦いも待っている。


本作は、2017年にPC向けに第1章がリリースされ、2022年に3章までが完成。Steamのユーザーレビューでは、本稿執筆時点で約6500件のうち95%が好評とする「圧倒的に好評」ステータスを獲得している。レトロなドット絵グラフィックながらしっかり恐怖を感じられるホラー表現や、歯ごたえあるアクションパートなどが評価されている。ちなみに作中の随所に挿入されるドット絵のカットシーンには、実写映像をトレースして制作するロトスコープと呼ばれる手法が用いられ、その滑らかなアニメーションと合成音声がプレイヤーのさらなる恐怖を誘う。
本作はPC版のリリース後、昨年10月に海外Nintendo Switch版が発売。12月には映画化も発表された。そしてこのたび、Nintendo Switch版の日本でのリリースが決定。公式日本語を完全収録するとのことで、発売日や価格などの詳細は今後発表される。今回はPC版についての情報はないが、同時期に日本語に公式対応することが期待される。
なおハピネットは、イベント「ハピネットゲームフェス!~2025 春の陣~」を明日3月15日に東京・ベルサール秋葉原にて開催予定。会場のHappinet Indie Collectionブースでは、本作を含む4タイトルが試遊出展される。さらに同日午後2時〜3時には、本作のステージイベントが実施。月刊ムーの編集長・三上丈晴氏を招いて、本作をプレイしながらゲーム内に登場するオカルト要素について解説するとのことである。イベントの模様はYouTubeでも配信される。
『FAITH: The Unholy Trinity』は、PC(Steam/itch.io)向けに配信中。公式日本語を完全収録するNintendo Switch版の配信日は後日発表予定だ。