「Hawken」元開発が手がける『Burstfire』正式発表、どこかで見た5vs5のタクティカルシューター

パブリッシャーのFree Reign entertainmentと新規デベロッパーNacho Gamesは、同スタジオの第1弾タイトルとなる『Burstfire』を正式発表した。同作は5vs5のタクティカルシューターである。

パブリッシャーのFree Reign entertainmentと新規デベロッパーNacho Gamesは、同スタジオの第1弾タイトルとなる『Burstfire』を正式発表した。本作は5vs5のタクティカルシューターである。現時点で特に目新しいデザインや要素は発表されていないが、開発にメックアクション『Hawken』を手がけたAdhesive Gamesの元メンバーらが参加しているとされており、彼らがどんな次回作を手がけるのかは興味深いところだ。

沈黙からの再起動

メックアクション『Hawken』はAdhesive Gamesの処女作である。発表当時はそのハイクオリティなグラフィックスで話題となったものの、のちにパブリッシャーのMeteor EntertainmentがIPの権利をK2 NetworkとReloaded Gamesに売却。Adhesive Gamesもそれに伴い沈黙を貫いていたが、その内の何人かのメンバーが新たにNacho Gamesを2014年にも設立していたようだ。スタジオを率いるのは、Adhesieの設立メンバーの一人であり、『Hawken』のリードゲームデザイナーでもあったDave Naguyen氏。

Nacho Gamesが手がける『Burstfire』は、5vs5のオンラインマルチプレイヤー対戦FPSであり、トリガーハッピーではなくオブジェクティブベースの作品となっている。攻撃チームは目標の達成を、防御チームは目標の阻止を目指す。一度死亡したらリスポーンしないなど、タクティカルなバランスを重視した作品であることが明らかにされている。ゲーム全体のスピードはスローペースとなるようだ。

ゲーム内にはシールドや赤外線装置付きの爆薬などが登場し、防衛側はこれらガジェットやツールを駆使して戦う。また攻撃側には周囲の環境を破壊し、新たな侵入ルートを作り出すことができる。クラス制限無しで武器や装備を選べる点が特徴となるほか、ボイスコミュニケーションを利用したチーム計画製作ツールなどが盛り込まれる予定となっている。

まだゲームプレイ映像などが公開されていないため何とも言えないところだが、現時点では『Burstfire』は『Rainbow Six: Siege』とそっくりなフォロワーと言わざるを得ないだろう。環境を破壊してルートを確保するデザインなどは、まさにそのままだ。本作は今夏PC向けにリリース予定とされており、公式サイトの表記を見る限りでは早期アクセスにて販売される。現在はクローズドαテストの受け付けも開始されている。

Shuji Ishimoto
Shuji Ishimoto

初代PlayStationやドリームキャスト時代の野心的な作品、2000年代後半の国内フリーゲーム文化に精神を支配されている巨漢ゲーマー。最近はインディーゲームのカタログを眺めたり遊んだりしながら1人ニヤニヤ。ホラージャンルやグロテスクかつ奇妙な表現の作品も好きだが、ノミの心臓なので現実世界の心霊現象には弱い。とにかく心がトキメイたものを追っていくスタイル。

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