任天堂がおくる完全新作『Ever Oasis』は狩り×ダンジョン×ショップ経営のアクションRPG。開発はグレッゾが担当
任天堂は16日におこなわれたNintendo Treehouse: Live at E3 Day 2にてニンテンドー3DS向けゲーム『Ever Oasis』を発表した。『Ever Oasis』は砂漠を舞台としたアクションRPG。エジプト文化の影響を色濃く受けており、拠点である「オアシス」を拡大しながら仲間と冒険に向かうこととなる。
本作の開発を担当しているグレッゾは『聖剣伝説』シリーズの生みの親である石井浩一氏が設立したスタジオだ。スクウェア・エニックスを退社するまでは『聖剣伝説』シリーズを手がけてきた石井氏は、グレッゾを設立してからは『ゼルダの伝説』シリーズの開発に携わっている。グレッゾは、近年ニンテンドー3DSでリリースされている『ゼルダの伝説』のほぼすべてに関与しており、好評を得て、今回満を持してオリジナルタイトルへ挑戦することとなった。
こういった経歴からもわかるように、『Ever Oasis』は前出のタイトルのエッセンスを強く感じさせるものとなっている。フィールドでは敵を倒しアイテムを収集しながら、ダンジョンではスキルを駆使しパズル解かなければならない。敵は小さなものから巨大なものまで幅広いが、ロックオン機能が搭載されているようで、ほどよい難易度で爽快なアクションが楽しめそうだ。ダンジョン内の仕掛けも『ゼルダの伝説』の影響を感じられる手強いものが多く、頭脳と観察力を駆使する必要がある。こういった要素を考えると、ゼルダさながら狩りも楽しめパズルも楽しめるアクションゲームといったところだろう。冒険に出る際にはオアシスにいる異なる部族を誘うこともでき、ダンジョンではプレイするキャラクターを切り替えてパズルを解くシーンなども見受けられる。ダンジョンで得たアイテムはオアシスに持ち帰り、合成などに用いながら武器を強化していくといった流れだ。
オアシスの発展は本作の目玉要素だろう。オアシス内で自らショップを建て、アイテムの売買や交易なども可能になる。昼夜の概念も導入されており、オアシス経営においては、夕方や夜には商品を入荷できず交易も困難になるといったデメリットを持つ。冒険においても、夜に登場する敵は昼よりも強く設定されており、夜ならではの特色が存在している。そのほかの情報はまだ明かされていないが、夜の時間しか発生しないイベントなども用意されていそうだ。
オンラインプレイの可否などまだまだ気になる点も多いが、任天堂とグレッゾがおくるダンジョンと狩りを楽しめる新たなアクションRPGに期待したい。リリース時期は2017年となっている。