スクエニのリメイク版『ファイナルファンタジーVII』はゲームエンジン「Unreal Engine 4」を採用、『ドラクエ』や『キングダムハーツ』に続く
Epic Gamesは、スクウェア・エニックスが開発を進めるリメイク版『ファイナルファンタジーVII』にて、ゲームエンジンに「Unreal Engine 4」が採用されていることをメディア各社へ向け発表した。リメイク版『FFVII』は、先週にもPlayStation Experienceにて最新トレイラーが公開されるなどし、大きな注目を集めていたばかりだ。なお今年8月のgamscomeでは、海外メディアのインタビューを受けた田畑 端氏が、スクエニの内製エンジン「Luminous Studio」は使用していないことが明らかにしていた。
スクエニの第1ディビジョン・エグゼクティブ北瀬佳範氏は発表に際し、「FINAL FANTASY VIIがファンの皆様にとってどれだけ特別なタイトルであるか、もちろん我々もわかっています」とコメント。「長い間お待ちいただいた本作品のリメイクを行うに当たり、我々は一番信頼できるツールとしてUE4を選択しました」と、Unreal Engine 4を採用した理由を語っている。
今年10月、Epic Games Japan代表の河崎 高之氏はAUTOMATONのインタビューにて、「多分、年末にまた大きなタイトルが一つ、Unrealを使っていただいているのが発表になるかと思います」と伝えていたが、どうやらこのリメイク版『ファイナルファンタジーVII』がその”大きなタイトル”であったようだ。スクエニはすでに2つの主要タイトルでUnreal Engine 4を採用しており、「ドラクエ」シリーズ最新作の『ドラゴンクエストXI』や『キングダムハーツIII』はいずれも同エンジン上で開発中である。一方で「FF」ナンバリングシリーズ最新作の『FFXV』は、スクエニの内製エンジン「Luminous Studio」で開発が進められている。
なお国内ではスクエニ以外にもバンダイナムコゲームスの『鉄拳7』にカプコンの『ストリートファイターV』、さらには鈴木 祐氏の『シェンムー3』が同エンジンを採用している。プラットフォームやDirectXの世代が移り変わり、日本パブリッシャーが大型タイトルにUnreal Engine 4を利用するという構図がよく見られるようになっている。