『アークナイツ:エンドフィールド』、略称がまとまらず人々がおかしくなる。「ンィー」「ンドフィー」「エンドフィ」「エンドルド」もうよくわからない
いろんな略称が散見される。頭をとった「エンドフィ」がやや多い印象。一方で一枚岩ではなく、ほかの楽しげあるいは奇妙な略称も多い。

今月11月28日より第二回ベータテストが実施される『アークナイツ:エンドフィールド』。同作の略称が決まらず、人々がおかしくなっているようだ。
『アークナイツ:エンドフィールド』は、『アークナイツ』を手がけている中国・上海のゲーム開発会社Hypergryphによる新作ゲームだ。対応プラットフォームはPC/PS5/モバイル。基本プレイ無料で配信予定。本作は、2Dタワーディフェンスであった『アークナイツ』からは打って変わって、3Dリアルタイム戦略RPGとなる。舞台となるのは巨大ガス惑星タロスの衛星「タロII」。プレイヤーはエンドフィールド工業の「管理人」と呼ばれる伝説の存在として、さまざまな脅威に晒されるこの星で物語を紡いでいく。
オリジナル『アークナイツ』については、タイトル名がそれほど長くない関係で、そのまま呼ばれることが多い。あるいは『AK』や『アクナイ』といった呼び方をするプレイヤーもいるが……おおむね呼び方は『アークナイツ』でまとまっている。一方で、『アークナイツ:エンドフィールド』は単純にタイトル名が長い。それゆえに、プレイヤーは略称を求めているわけだ。

SNSを見てみると、いろんな略称が散見される。頭をとった「エンドフィ」がやや多い印象。一方で一枚岩ではなく、ほかの楽しげあるいは奇妙な略称も多い。たとえば、“ン”と“ィ”をとった「ンィー」あるいは「ンドフィー」。同系統の「ドフィー」「エンドフィ」。“フィー”をとった「エンドルド」。それぞれの略称は強烈でユニークな上、まとまらないのである。略称がまとまらず、混乱している楽しげな人々の姿が確認できる。
ではHypergryph公式が、『アークナイツ:エンドフィールド』の略称についてどのような表現をしているのかを見てみよう。まず『アークナイツ:エンドフィールド』公式Xアカウントについては、略称らしきものを使っている姿は確認できない。ハッシュタグを見ていても、略称のようなものを使っているケースは見られない。
一方で、最近できた同作のマスコット的公式運営アカウントは「AKE-ロロ」。「AKE」というのがひとつの略称といえるかもしれない。ただ、日本語の略称ではないので、求めている答えとは言い難い。公式な略称はまだ発表されていないといえそうだ。
ゲームの略称は、自然に決まることがあれば、公式が定めるパターンもある。たとえば『ゼルダの伝説 ティアーズ オブ ザ キングダム』もいまでは「ティアキン」と呼ばれることが多いが、公式側が指定したものではない。対象的に『ゼンレスゾーンゼロ』は公式が「ゼンゼロ」というハッシュタグを作って統一感を出している。統一したほうがコミュニティとしてはハッシュタグなどでアクセスしやすく、トレンド入りなどもしやすい。しかしユーザー側が呼んでまとまっていくのも、コミュニティの動きとして面白さもある。
『アークナイツ:エンドフィールド』の略称についても、どのように定着していくのかは気になるところ。公式が略称を定めるのか、あるいはユーザー間で結果的に「ンィー」でまとまるのか。注目したいところだ。
『アークナイツ:エンドフィールド』は、PC/PS5/モバイル向けに開発中だ。




