ロボカスタム・オートバトル『Electro Bop Boxing League』Steam向けに発表。自由にロボをカスタマイズ、音楽に合わせてノリノリで殴り合う

個人ゲーム開発者のDob氏は10月7日、オートバトルのボクシングストラテジー『Electro Bop Boxing League』を発表した。対応プラットフォームはPC（Steam）。Steamストアページ表記によると、日本語にも対応予定とのこと。

『Electro Bop Boxing League』はオートバトルシステムでボクシングを行う戦略ゲームだ。メカデザインやBGMはアトムパンクとエレクトロスウィングをテーマにデザインされているそう。プレイヤーはロボットに装着するパーツを選択し、パンチ・ガード能力やスピード、持久力などを調整する。パーツごとの特性を考慮し、バランスの取れた自分好みのボクシングロボを組み立て、バトルを楽しむことができる。

本作のボクシングロボであるメカニカルファイターの後部には、複数人のクルーが搭乗している。彼らは自動で基本攻撃や操縦などを行うオートバトルの要である。一方プレイヤーは、戦闘中に音楽に合わせて決められたキー入力を成功させることで、メカニカルファイターに特殊攻撃アビリティを発動させることができる。つまり、リズムゲームの要素もあるのだ。また、戦闘中に搭乗しているクルーにトラブルが生じた場合にも、クルーが行うはずだったメカニカルファイターの排熱制御などを、プレイヤーの操作で上書きできるようになる。一見忙しそうにも感じるが、プレイヤーによる上書きによって管理がより行き届くようになる側面もあるようで、ピンチをチャンスに変えられるということかもしれない。ロボットそのものの操縦を常に行う必要がないため、メカやロボットに興味があるけれど操縦が難しく感じてしまうというプレイヤーでもお手軽に遊ぶことができそうだ。

また本作では、ボクシングバトルの最中にメカニカルファイターの部品が一部損傷してしまうこともある。この場合はラウンドが中断している間に修復作業を行うことが可能。負傷したクルーたちもこのタイミングで自動回復し、キャプテン・ドライバー・アームス・システムというクルー固有の役割に応じた特典が得られる模様。完全にメカニカルファイターのライフが枯渇したときにカウントダウンが始まり、10秒以内に再起動がかなわない場合はそこで試合終了、敗北となる。

本作には、キャリアモードと呼ばれるデイリーミッションのプレイモードが存在する。ここでは、メカニカルファイターに取り付ける新しいパーツや、アビリティ、搭乗するクルーなどをアンロックするためのデイリーイベントが開催される。メカニカルファイターのマネージャーとして、毎日コツコツとデイリーイベントをこなすことでファイターをより強く、カッコよくカスタマイズすることができるようになる。リーグを勝ち上がっていくためにも、パーツや能力の強化は欠かせない。試合に参加することでも強化は可能なようだが、キャリアモードも重要な強化チャンスとなるだろう。

本作のデベロッパーであるDob氏は、主にUnityでゲーム開発を行う個人ゲーム開発者だ。3DモデリングやVFX、UIデザイン、ゲームデザイン、スクリプト制作などを単独で行うそうだ。現在はサウンドなどについて経験や知識を蓄えている最中で、そのあいだゲーム音楽に関して他の作曲者に頼る部分もあるとのこと。本作『Electro Bop Boxing League』ではエレクトロスウィングのリズムに乗ってバトルを楽しむ側面があるため、音楽にも注目が集まりそうだ。

『Electro Bop Boxing League』は2024年内にPC（Steam）向けに配信予定。