インディー開発者のSam Cameron氏は11月14日、配達ドライブゲーム『Easy Delivery Co.』を正式発表した。対応プラットフォームはPC(Steam)で、2025年配信予定。
本作は、軽トラックを運転して荷物を配達するゲームだ。ドット絵風フィルターがかけられたレトロな3Dグラフィックが特徴。シングルプレイモードに加え、最大4人でのローカルマルチプレイモードも用意される。
『Easy Delivery Co.』の舞台となるのは、雪深い山間の町だ。かつては活気のある町だったというが、今は厳しい天候のおかげでひっそりとしている。プレイヤーはこの町で働く配達員となり、白い軽トラックで仕事をこなす。
マップ画面を開くと、配達の依頼がいくつか表示されるため、配達距離や報酬の金額などを参考に選択。そして、荷物の受け取り場所まで向かい、目的地へと配達するのだ。舞台となる町は険しい山間にあり、曲がりくねった細い道で各地の集落が結ばれている。また、雪が降り続いていて路面状況が悪く、吹雪いたり夜になったりすると視界もどんどん悪くなっていく。
配達においては、道をショートカットすることが可能。ただ、車が横転して荷物を全部落としてしまうと、元の場所まで戻されてしまう。通常の配達においては、報酬が減るなどのペナルティはないようであるものの、あまりに急な崖を突っ切るのは無謀だろう。スピードを出しながら、路肩に高く積もった雪などを踏むことも、運転操作を誤る危険がある。
配達の依頼の中には、制限時間内に届けることを目指すものも用意されている。時間に間に合わなくても報酬は得られ、特定ルートでの最速タイムを目指すタイムアタックチャレンジとなっている。通常の配達については、さまざまなルートの依頼がランダムかつ際限なく提供されるようだ。
軽トラックを走らせるとガソリンが徐々に減っていくため、ガソリンの補給が必要。この町では、ガソリンは法外な値段で販売されているという。配達での収入は最低賃金をはるかに下回るとされるが、数をこなしてお金を稼がなければならない。また、ガソリンを購入できる売店では、地元住民と交流できる要素も用意される。
このほか、本作には最大4人でプレイできる画面分割ローマルマルチプレイモードも収録される。公開されたスクリーンショットから察するに、こちらは配達ではなく、純粋なレースとなる模様。荒れた雪道で、軽トラックを爆走させてのレースが展開される。
『Easy Delivery Co.』は、PC(Steam)向けに2025年配信予定だ。また、PC(itch.io)向けには体験版が配信中である。