冒険者を“もてなす”ダンジョン経営シム『Dungeon Tycoon』9月26日配信へ。本気で撃退、ではなく適度に刺激的な面白ダンジョンづくり
パブリッシャーのGoblinz Publishingは9月20日、Lunheim Studiosが手がけるダンジョン経営シミュレーションゲーム『Dungeon Tycoon』を9月25日に配信すると発表した。対応プラットフォームはPC(Steam/GOG.com)。Steamストアページによると、日本では時差の関係で9月26日配信となるようだ。ゲーム内は日本語表示に対応予定。
本作は、オリジナルのダンジョンを建設し、冒険者たちを呼び込む作品だ。冒険者を返り討ちにすることが主目的ではなく、彼らにとって刺激的な冒険体験を提供し、ダンジョンの評判を高めるよう経営することになる。
『Dungeon Tycoon』にてプレイヤーは、さまざま用意された建築ツールを駆使してダンジョンを建設する。ダンジョンの全体的な構成は、いくつかの大きさがある部屋を組み合わせてデザインでき、扉を作って接続。そして部屋の中に各種オブジェクトを配置していく。たとえば、冒険者を迎え撃つモンスターや宝箱、トラップ、またダンジョン内を照らす照明や装飾品なども用意されている。
ひととおりダンジョンが完成したら、1日を開始して冒険者を迎え入れよう。本作では、あくまで冒険者にとって魅力的なダンジョンを作ることが求められるため、攻略が難しすぎたり、モンスターが少なくて歯ごたえがなさすぎたり、あるいは用意された戦利品が少なかったりすると、ダンジョンの評判はなかなか上がらない。1日を終えると、彼らの感想を確認できるため、それをもとにダンジョンを改善させていくのだ。
ダンジョンの配置アイテムなどは、研究することで拡充可能。そのなかでは、モンスターがいるような危険な部屋だけでなく、冒険者に配慮した部屋も作れるようになる。たとえば、4人掛けの大きなテーブルを配置した部屋を用意すると、冒険者たちはそこでくつろぎながら交流し、新たなパーティを結成することがあるという。そうした体験もダンジョンの評価に結びつくのだろう。
このほか、ポーションなどのアイテムを冒険者に販売することもできる。ダンジョンの建設および運営にはコストがかかるため、たくさんお金を稼ぐことも目標のひとつだ。本作には、お金を得られる手段がさまざま用意される。
本作の開発元Lunheim Studiosは、ドイツに拠点を置くインディースタジオ。これまでには、宇宙ステーション運営シミュレーションゲーム『Space Station Tycoon』を手がけている。本作『Dungeon Tycoon』に関しては、体験版にあたるプロローグ版が今年7月にリリースされ、本稿執筆時点でSteamユーザーレビューでは約300件のうち96%が好評とする「非常に好評」ステータスを獲得している。
『Dungeon Tycoon』は、PC(Steam/GOG.com)向けに9月26日配信予定だ。