米カプコンは、『Dragon’s Dogma: Dark Arisen』 をPC向けにリリースすると発表した。配信日は2016年1月、価格は29.99ドル。PC版ではよりグラフィックが洗練され、恐らくポーンのAIを指し ていると思われる“忠実度(fidelity)”の改善を盛り込む。Xbox 360/Xbox Oneコントローラーに対応するほか、キーボード&マウスの操作も追加されるという。
『戦国BASARA』を生みだしたプロデューサー小林裕幸氏のもと開発された『Dragon’s Dogma』は、2012年にPS3/Xbox 360向けにリリースされたカプコンの3Dアクションゲームだ。オープンワールドを舞台に、ドラゴンに心臓を奪われた主人公の「覚者」と、その忠実なる従 士であるNPCキャラクター「ポーン」たちの戦いを描く。カプコンアクションとオープンワールドの融合作として国内外で話題となり、販売本数は2012年 時点で100万本を突破している。2013年には日本語音声などを追加した『Dragon’s Dogma: Dark Arisen』がリリースされた。
今回のニュースは米カプコンの公式ブログCapcom-Unityに て発表されたもので、国内向けの販売はまだ明らかにされていない状況だ。カプコンにおいては初代『Dead Rising』などを除き、『バイオハザード』シリーズや『ストリートファイターIV』のPC版を国内向けにも販売しており、“おま国”になる可能性は低 いと見てよいだろう。
なおカプコン久々の新規IPとなった『Dragon’s Dogma』シリーズは、その後『Dragon’s Dogma Online』 として展開されており、8月31日より正式サービスが開始している。『Dragon’s Dogma Online』はPS3/PS4およびPC向けのFree-to-Playタイトルとなっており、『Dragon’s Dogma』の世界観やアクション性をベースにMMORPGの要素を加えている。