スクウェア・エニックスは、本日開催したドラゴンクエスト新作発表会にて、シリーズ最新作『ドラゴンクエストXI 過ぎ去りし時を求めて』を正式発表した。対象プラットフォームはPlayStation 4およびニンテンドー3DS、さらに任天堂の新型プラットフォームNXが検討中となる。
開発体制は堀井雄二氏やプロデューサー斉藤 陽介氏を中心に、PlayStation 4版を岡本 北斗氏、ニンテンドー3DS版を横田 賢人氏がプロデュースする。PS4版では株式会社オルカ、3DS版は株式会社トイロジックが開発に協力する。両社ともに『ドラゴンクエストX』の開発にも参加したスタジオだ。
対象プラットフォームPS4/3DSに会場はザワつきを見せたが、それ以外にもPS4版がEpic GamesのUnreal Engine 4を採用していることも明らかにされている。またニンテンドー3DS版に関しては、PS4版と同じストーリーをたどるものの、3DSに特化した機能を盛り込む予定だという。ニンテンドー3DSはUnreal Engine 4に対応しておらず、別のゲームエンジンが採用されることが予想される。
『ドラゴンクエストXI 過ぎ去りし時を求めて』では、「原点回帰と現代的な要素」をテーマにしていることも明らかにされており、今後の続報に注目が集まりそうだ。その思いはロゴにも込められており、初代『ドラクエ』を裏返したようなデザインとなっている。シリーズ初のメカニックとしては、街に上層と下層がある点などが紹介されている。
また驚きとなったのが、ニンテンドー3DS版は上画面と下画面で3Dグラフィックと2Dグラフィックが同時表示されるという点だ。ある時点までは上下は同時に連動されているが、ゲーム中に3Dグラフィックと2Dグラフィックを切り換えることが可能になるという。
なお両バージョンともにオンライン専用ではなく、スタンドアローンで遊べることが明らかにされている。発売は”30周年内”を目指し開発が続けられているという。また発表会の最後には、任天堂の新型プラットフォーム「NX」でも開発が検討されていることが明らかにされた。