続編『Life is Strange 2』が現在すでに計画中か、”時を巻き戻す少女”の学園生活を赤裸々に描く高評価アドベンチャーゲーム
フランスの開発スタジオDONTNOD Entertainmentの設立メンバーであるAlain Damasio氏は、仏メディアAlchimyのインタビューにて「今後『Life is Strange 2』の開発に参加する予定だ」と発言した。同氏に対する質問への返答のなかで明らかにしたもので、どうやらすでにDONTNODは続編の開発へと動き始めているようだ。
『Life is Strange』は、DONTNOD Entertainmentによって開発されたエピソード形式の3Dアドベンチャーゲームだ。舞台はオレゴン州に位置する架空の町「アルカディアベイ」。5年振りに町へ帰ってきた主人公の女子高生「マックス」と、うまくいかない家族関係に苛立ち反社会的な行動に身を染めているかつての親友「クロエ」を中心に、ティーンエイジャーの様々な問題や青々しい感情が赤裸々に描かれる。主人公「マックス」が”時を巻き戻す能力”を持っているのがゲーム最大の特徴で、プレイヤーは時を巻き戻して問題を解決したり、あるいは重大な選択肢をその場で選びなおしたりすることが可能となっている。
AlchimyはインタビューにてDONTNODのAlain Dmasio氏に対し、カプコンと共に開発した『Remember Me』のあとにほかのビデオゲームを開発していますかと質問。この返答のなかでDamasio氏は、「DONODスタジオ開発の『Life is Strange』のスクリプトドクターとして働いていた、今後『Life is Strange 2』の開発にも参加する予定だ」と伝えている。
海外では初代のパッケージ版の噂も
『Life is Strange』はスクウェア・エニックスのパブリッシングのもと、2015年1月から全5エピソードがすでに配信され、物語はエンディングを迎えている。今回の『Life is Strange 2』の話が間違いでなければ、直接の続編となるのかスピンオフ的な内容になるのかで、各ファンの受け止め方も変わることとなりそうだ。ただすでに同作は海外でTelltaleのアドベンチャーゲーム『The Walking Dead』と同様の高評価を浴びており、国内でも日本語版がリリース予定、続編の開発がすでにスタートしていてもうなずけるところだろう。海外ではドイツのAmazonにパッケージ版『Life is Strange』が掲載されており、2016年1月にリリースされるのではないかとも噂されている。
なおDONTNODは、”記憶操作”をテーマにした3Dアクションアドベンチャー『Remember Me』に関しても、続編のストーリーはすでに書き上がっており開発するかはカプコン次第だと海外メディアSiliconeraとのインタビューのなかで語っている。SF的な要素と人間のセンチメンタルな性(さが)を描くDONTNOD、あらためて今後注目のデベロッパーの1つとなりそうだ。