オカルト事件捜査ゲーム『デジタルエクソシスト』発表、日本語対応で発売へ。教師として高校に潜入、生徒との絆を深め悪魔と対峙する

HYPER REALは7月10日、『DIGITAL EXORCIST(デジタルエクソシスト)』を国内向けに発表した。PC-98時代風のドット絵ビジュアルを採用した、オカルト事件調査アドベンチャーゲームだ。

産経デジタルが運営するゲームレーベルHYPER REALは7月10日、COOL BEANS PRODUCTIONSが手がけるアドベンチャーゲーム『DIGITAL EXORCIST(デジタルエクソシスト)』を国内向けに発表した。対応プラットフォームはPC(Steam)で、2026年配信予定。

また、本作の販売をHYPER REALが担当することに伴い、現在無料配信中のスピンオフ作品『DIGITAL EXORCIST case_(0);』には、日本語対応アップデートが配信されている。

『DIGITAL EXORCIST(デジタルエクソシスト)』は、PC-98時代風のドット絵ビジュアルを採用した、ビジュアルノベル形式のアドベンチャーゲームだ。オカルト魔術によって駆動する高度なシステムと20世紀末のテクノロジーが融合した世界を舞台に、主人公である元エージェントのソーヤーは、デジタルコンパニオンのトモダッチと共に、ミシシッピの田舎町で勃発した凄惨な事件を調査する。

その事件とは、あるスーパーアイドルが謎の死を遂げたというもの。そこでデジタルエクソシスト(悪魔祓い)であるソーヤーは教師として高校に潜入し、犯行現場を調査。証拠を集め、事件に隠された真実を突き止めて、街に巣食うデジタル悪魔を祓うことを目指す。

ソーヤーは教師を務めていることから、毎日の業務もこなさなければならない。その中では、生徒たちの個人的な悩みを聞き、解決に力を貸すことで絆を深めることができる。本作には、個性豊かでどこか闇を抱えるキャラクターたちが登場し、社会的なつながりが世界とのつながりを強化し、物語に大きな影響を与えるという。

また、生徒の協力を得られれば、強力な能力やアイテムが手に入ることも。ほかにアイテムや武器を拾えることもあり、悪魔との対決ではそれらを駆使して抵抗し、悪魔祓いを遂行することとなる。


本作の開発元COOL BEANS PRODUCTIONSは、ラテンアメリカ出身のメンバーを中心とした多国籍なインディーゲーム開発チームだ。『スナッチャー』『シルバー事件』といった日本のゲームや1980〜90年代のアニメで育った背景を持ち、「もし80年代OVAをラテンアメリカの目線で描いたら」というコンセプトを作品作りに活かしているとのこと。本作は2023年に発表され、開発が続けられてきた。そして今回HYPER REALが販売元となり、日本語対応が決定した格好だ。

また本作に関連しては、プロローグ版にあたるスピンオフ作品『DIGITAL EXORCIST case_(0);』が、PC(Steam)向けに2023年に無料でリリースされている。主人公ソーヤーが挑んだ過去の事件が描かれ、今回の発表にあわせてこちらも日本語対応された。ローカライズは、『VA-11 Hall-A』『Gone Home』などに携わった武藤陽生氏が担当している。


『DIGITAL EXORCIST(デジタルエクソシスト)』は、PC(Steam)向けに2026年配信予定だ。そして『DIGITAL EXORCIST case_(0);』は、PC(Steam)向けに現在無料配信中である。

なおHYPER REALは、7月18日~20日に京都・みやこめっせで開催される日本最大級のインディーゲームの祭典「BitSummit the 13th」に出展予定で、『DIGITAL EXORCIST(デジタルエクソシスト)』の日本語版が試遊可能ととのことだ。

Taijiro Yamanaka
Taijiro Yamanaka

国内外のゲームニュースを好物としています。購入するゲームとプレイできる時間のバランス感覚が悪く、積みゲーを崩しつつさらに積んでいく日々。

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