『Deus Ex: Mankind Divided』は会話でボス攻略も、過去作の反省踏まえプレイヤーにさらなる自由を


2016年発売予定のPS4/Xbox One/PC向けシリーズ最新作『Deus Ex: Mankind Divided』では、ボスとの会話も攻略手段の1つになることが、Official Xbox Magazineの最新号に掲載された開発者トークで明らかになった。

ボスバトルにおける自由度の低さに不満が集まった前作『Deus Ex: Human Revolution』を振り返ったのは、開発元Eidos MontrealのゲームプレイディレクターPatrick Fortier氏と、脚本ディレクターMary DeMarle氏。「全てはありとあらゆるプレイスタイルを考慮するためだ」「それこそ以前のボス戦に最も足りなかったものだろう」と語るFortier氏は続けて、「ステルスプレイで切り抜けてもよし、戦闘で打ち負かしてもよし、はたまた話し合いで状況を切り抜けてもいいんだ」と、文字通り会話だけでもボスを攻略できることを明かした。

加えて、DeMarle氏は「前作ではゲームデザイン上、ボスはカットシーンで死ぬ演出ばかりでプレイヤーに選択肢がなかった。その点をDLC『The Missing Link』で補完したし、本作でも言わずもがなだ」と語っており、ボスの攻略方法がその後のストーリー展開に異なる変化をもたらすことを示唆している。完全ステルスプレイに加えて、ボスを口説き落とす説得プレイが可能になったことで、より多様なキャラクタービルドや機知に富んだユニークなゲームプレイが期待できるだろう。

なお、今年4月には本作のディレクターを務めるJean-François Dugas氏がツイッター上でファンからの質問に答え、NPCに一切干渉しないプレイを意味する“Ghosting”がボスを含めた全パートで可能であると明言していた。このスタイルは2000年に発売された初代『Deus Ex』では可能な攻略手法だったが、その後の作品でボスとの戦闘が避けられない仕様となり、キャラクターをステルス重視に育てたプレイヤーに不親切であることが問題視されていた。