PCデスクトップ画面に3Dキャラを置けるアプリ「Desktop Mate」Steamにて無料配信開始。マウス操作などに活き活きリアクション、DLCで「初音ミク」も導入可能
デベロッパーのインフィニットループは1月8日、デスクトップマスコットプラットフォーム「Desktop Mate」を配信した。対応プラットフォームはPC(Steam)で、価格は無料。本作は、さっそく多くのユーザーを獲得している。
本作はゲームではなく、ユーザーのPCのデスクトップ画面にかわいいキャラクターを登場させるソフトウェアだ。インフィニットループ公式キャラクターの「あいえるたん」が基本収録されている。また、追加キャラクターがDLCにて販売され、第1弾としてバーチャルシンガーの「初音ミク」が配信中。こちらの価格は2200円(税込)だ。
「Desktop Mate」を起動すると、3Dグラフィックで表現されたかわいいキャラクターがPCのデスクトップ画面に現れる。キャラクターは最前面に表示され、タスクバーの上に座ったり寝そべったりしながら、ユーザーのマウス操作を目で追ったり、カーソルに手を伸ばしたりと反応。また、キャラクターをクリックしたり、マウスカーソルで頭を撫でたりすると、かわいいリアクションをする。
キャラクターは、マウス操作でドラッグすると“つままれ”状態になり、自由な場所に配置可能だ。また、開いたウィンドウの上にも座らせられるほか、左右の画面端に移動させると画面外に隠れる。隠れた状態でも影は見えており、マウスカーソルを近づけるとひょっこり顔を出す、かわいい仕草が見られる。
このほか、本アプリにはアラーム機能が搭載。任意の時間にセットしその時間が来ると、アラームが鳴ると同時に、大きく表示されたキャラクターがタスクバーの裏からピョンっと飛び出てきてお知らせしてくれる。また設定では、アラームの音量や、通常時のキャラクターの大きさなどを調整できる。
本アプリは昨年12月に発表され、それから約2週間でウィッシュリスト登録者数が3万人を突破するなど大きな注目を得た。そして今回PC(Steam)でのリリースを迎え、同時接続ユーザー数は一気に6000人を突破。これまでのピーク時には約6900人にまで達した(SteamDB)。アプリ本体が無料で提供されていることも背景にはあるだろうが、なかなか好調だといえる。
一方ユーザーレビューでは、本稿執筆時点で約370件のうち88%が好評とする「非常に好評」ステータスを獲得。常に何かしらの動きを見せるキャラクターのかわいさや存在感が人気だ。DLCの「初音ミク」を目的に導入したユーザーも少なくない模様である。ただ、現状キャラクターのリアクションのバリエーションが少ないことや、キャラクターにボイスがないことなど、機能的な物足りなさを指摘する意見も見られる。また、現状キャラクターが2種類しか存在しないため、独自にキャラクターを追加したいという要望も聞かれる。
本アプリの今後については、追加キャラクターの第2弾DLCとして「雪ミク SNOW MIKU 2025 Ver.」が2月8日に配信予定となっている。それ以降も、新キャラクターが続々と追加されていく予定で、キャラクターによってはボイス搭載が計画されているものもあるという。また、キャラクターたちとの新しい触れ合い方や、便利な機能の追加などもおこなっていくとのことである。
「Desktop Mate」は、PC(Steam)向けに無料配信中だ。