セミオープンワールド暴走運び屋ゲーム『Deliver At All Costs』発表。危険なブツをトラックに積み、街を破壊しながら配達
コナミは9月4日、Far Out Gamesが手がける運び屋アクションゲーム『Deliver At All Costs』を発表した。対応プラットフォームはPC(Steam/Epic Gamesストア)/PS5/Xbox Series X|Sで、配信時期は未定。
本作は、1959年のアメリカ風の世界を舞台に、ツキに見放された運び屋の主人公として仕事をこなす作品だ。なおコナミが販売を担当するものの、Steamストアページによると現時点で日本語対応予定はない模様である。
『Deliver At All Costs』は全3章のエピソード形式で進行し、謎や陰謀に満ちた物語が描かれるなかで、プレイヤーは主人公のWinston Greenとなって運び屋としての仕事をこなす。本作にはさまざまな配達ミッションが用意され、常に予想外の展開が待ち受けるなか、ピックアップトラックなどの車に積んで運ぶこととなる。
プレイヤーが運ぶブツはというと、ピチピチ暴れる生きた巨大カジキや、爆発寸前の原子爆弾、引火しやすい打ち上げ花火など風変わりなものばかり。またトレイラーでは、運ぶ対象なのか事故なのかは分からないが、車に複数の人がしがみついた状態で走行しているシーンもある。ミッションの流れの詳細はまだ不明ながら、大急ぎで配達することが求められるようだ。盗品を運ぶこともあるのか、何者かに追われながら配達する場面も確認できる。
マップにはセミオープンワールドの広大な街が収録され、環境破壊要素があることが特徴のひとつだ。配達ミッションにおいては、一般車両や通行人を避けながら、柵を突き破って余所の敷地に侵入したり、建物の1階部分を破壊して突っ切ったりできる。状況によっては、建物が完全に倒壊することもあるようだ。
このほか、多数の風船を積んでいる際に空中に飛び出すと、フワッと浮くことが可能。これを駆使することでショートカットできるルートも存在するのかもしれない。またミッションによっては、火山が噴火して噴石が降り注ぎ、潰されないように避けながら運ぶこともある模様である。
また本作には、車から降りて行動するパートも存在する。こちらもまだ詳細は明かされていないが、危険な場所に侵入し、確保した物資を運ぶようなミッションが用意されているのかもしれない。
本作の開発元Far Out Gamesは、スウェーデンに拠点を置くスタジオだ。他業種のクリエイターらが中心になって2021年に設立され、本作がデビュー作となる。これまでにイベント出展などがおこなわれてきたそうで、そのなかでコナミが販売を担当することが決まったようだ。近年同社は、『CYGNI: All Guns Blazing』や『Super Crazy Rhythm Castle』などの海外作品の販売を手がけている。
『Deliver At All Costs』はPC(Steam/Epic Gamesストア)/PS5/Xbox Series X|S向けに開発中。配信時期は未定だ。なお本稿執筆時点で、Epic Gamesストアでは地域制限がかけられ日本からはアクセス不可。日本語にも対応しない様子で、コナミが販売するものの海外主導のプロジェクトとなっているようだ。