Deep Silverが新規IP『Agents of Mayhem』を正式発表、開発は「Saints Row」シリーズで知られるVolitionスタジオ

米国のゲーム開発スタジオ「Deep Silver Volition」は、新作『Agemts of Mayhem』を正式発表した。

米国のゲームパブリッシャー「Deep Silver」は、新作『Agents of Mayhem』を正式発表した。海外メディアIGNを通じて明らかにされた同作は、『Saints Row』シリーズの開発で知られる「Deep Silver Volition」が手掛ける完全新規IPだ。従来のシングルプレイヤーのオープンワールドアクションを軸に置きながらも、『Saints Row』の馬鹿馬鹿しさからはガラリと変わるよりスタイリッシュなエージェントたちの戦いを描いている。

今回公表された情報によれば、プレイヤーは動画にも登場する「M.A.Y.H.E.M.」の3人のエージェント(「FORTUNE」「HARDTACK」「Hollywood」)たちを操作してゲームをプレイする。それぞれのエージェントはユニークなスキルを有しており、連携しながら悪者を撃退してゆくのだという。さまざまな銃器やガジェット、アビリティも登場するが、これ以外にも目玉となるシステムかデザインが同作に存在することをVolitionは匂わせている。

今年5月には、複数の情報筋から『Agents of Mayhem』と呼ばれるタイトルの存在が浮上し、Volitionの次回作ではないかと注目が集まっていた。

「Deep Silver Volition」は、かつて「Vilition, Inc.」として1996年に設立されたゲーム開発スタジオだ。2000年にTHQに買収され、『Saints Row』や『Red Faction』シリーズを手掛けてきたが、のちにTHQは破産。2013年にゲームパブリッシャーDeep Silverを有するKoch Mediaに買収され、名を「Deep Silver Volition」へと変更していた。買収された後、同スタジオは2013年に『Saints Row IV』、2015年に『Saints Row: Gat out of Hell』をリリースしており、本作はDee Silver下では3作目のタイトルとなる。

Shuji Ishimoto
Shuji Ishimoto

初代PlayStationやドリームキャスト時代の野心的な作品、2000年代後半の国内フリーゲーム文化に精神を支配されている巨漢ゲーマー。最近はインディーゲームのカタログを眺めたり遊んだりしながら1人ニヤニヤ。ホラージャンルやグロテスクかつ奇妙な表現の作品も好きだが、ノミの心臓なので現実世界の心霊現象には弱い。とにかく心がトキメイたものを追っていくスタイル。

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