マッハ銃撃殺戮アクション『DeadWire』発表。「『Hotline Miami』新作が出ないから自分で作った」、銃+ハッキングゲーム


デベロッパーのShotgun Anacondaは8月19日、トップダウンシューター『DeadWire』を発表した。対応プラットフォームはPC(Steam)で、2025年第1四半期に配信予定。

本作は、見下ろし型視点が採用された銃撃アクションゲームだ。同ジャンルの人気作である『Hotline Miami』から影響を受けつつ、ハッキングを駆使したゲームプレイが特徴となる。


『DeadWire』にてプレイヤーは、ネオン眩しい街にて犯罪組織と戦い、主人公の借金を返済することを目指す。ステージには、敵が潜むさまざまな施設が用意され、真上からの見下ろし型視点が採用。薄暗い施設内を進み、部屋に押し入って銃で仕留めていく。

どのような敵が待ち受けているかは、部屋に入って初めて判明するが、敵の位置や向いている方向、視界の範囲は事前に確認できる模様。そうした情報を元に急襲する格好となるのだろう。敵の銃弾を避けるように常に動き回りながら、激しい銃撃戦を繰り広げる。死んでは再挑戦を繰り返すゲームプレイとなるそうで、難易度の高い作品といえそうだ。各ステージには、主目標に加えサブ目標も複数用意されるという。

 


本作の特徴として、ハッキングシステムの存在が挙げられる。ハッキングモードに入ると時間が止まり、その間に敵やオブジェクトをマーキングしワイヤーでつなげると、ワイヤーで結ばれたもの同士で連鎖反応が起こる仕組みだ。たとえば、2人の敵をワイヤーでつないだ場合、一方の敵を撃つともう1人の敵も同時に始末することができる。

ステージ内に配置されたオブジェクトもハッキングでき、たとえば車やフォークリフトを動かして、それに敵を巻き込んで倒すといった戦略的な使い方ができる。ワイヤーでつないだいずれかを撃つことがトリガーとなるようで、敵やオブジェクトのほか、装置を動かす発電機なども各所に配置されている模様。ステージ内に存在する、ほぼすべてのものがハッキング可能とのこと。ただ、一度にハッキングできる数には上限があり、またクールダウン制となっているようだ。

本作にはスコアシステムが用意されており、各アクションに基本スコアが設定。そして、ハッキングによる連鎖によって、基本スコアを倍増させていくことができる。各ステージでは、最高スコアを目指すことがやり込み要素となり、プレイヤーの創意工夫が求められそうだ。またこれとは別に、最速クリアも目標のひとつとなる。

本作の開発元Shotgun Anacondaは、ラーメン配達アクションゲーム『Velocity Noodle』や、ローグライクシューター『Baby Redemption』といった作品で知られるインディースタジオ。『Hotline Miami』の登場から10年近く経つが、その流れを汲む満足できる作品は少なく、また『Hotline Miami』シリーズ新作も発表されないため、自ら作ることにしたという。それが本作『DeadWire』とのことだ。

『DeadWire』は、PC(Steam)向けに2025年第1四半期に配信予定だ。