『デッドライジング デラックス リマスター』は「リメイクといっても過言ではない」とのこと。グラフィックほぼ刷新ほか、銃構え移動もできるし生存者AIも改善
カプコンは「CAPCOM NEXT – Summer 2024」にて『デッドライジング デラックス リマスター』の詳細情報を発表した。対応プラットフォームは、PS5/Xbox Series X|S/PC(Steam)で、9月19日に発売予定とのこと。通常版の価格は5990円。
オリジナル『デッドライジング』は、2006年にXbox 360向けにリリース。2016年にはHDリマスターとして、PC(Steam)/PS4/Xbox One向けに登場した。舞台となるのはアメリカのコロラド州ウィラメッテ。ジャーナリストの主人公フランク・ウェストは、わずかばかりの撮影機材を手に、ゾンビであふれるウィラメッテ・モールへと向かう。そしてウィラメッテがゾンビで溢れるようになってしまった事件の真相に迫りつつ、救助のヘリコプターが到着する72時間後までの間生き抜くこととなる。そんな同作が、デラックス リマスターとして久々に生まれ変わるようだ。
カプコンによると、同リマスター版は「リメイクといっても過言ではない」レベルとのこと。スペックとしては4K/60fpsで動作。解像度が上がっているだけでなく、モデル・テクスチャ・ライティングすべてのレベルで向上がなされている。ゾンビそれぞれのモデルの作り込みもぐっと向上。環境アートも陰影を出しつつ美しく生まれ変わっているとのこと。総じてグラフィックはオリジナル版とはほぼ別物で、たしかにリメイクレベルである。
またゲームプレイについても改善。オリジナル版のネックでもあり特徴でもあった「銃を構えると移動できない」仕様を変更し、銃を構えていても移動できるようになっており、より直感的に主人公のフランクを操作できるという。またオートセーブにも対応するほか、UIも改善。また思うように一緒に動いてくれないという要望もあった、ゲーム中に共に行動する生存者のもテコ入れ。挙動が改善されているそうだ。
一方カプコンは、『デッドライジング』の個性はそのまま生かして、変えていない部分もあることを強調。ゲームコンセプトは変えていないそうで、ゲーム進行はオリジナルと同じとのこと。また基本的にアニメーションは変更していないそうだ。もっとリアルに作ることができるものの、オリジナル版のコミカルな動きを活かすため流用しているとのこと。
なおプロデューサーである森本圭氏は、本作がリメイクではなくリマスターである理由について「今もなお独自性があるゲーム」とコメント。一方で遊びやすさの改善も認識しており、グラフィックの大幅ブラッシュアップをしつつ遊びやすさを改善したとのこと。直接的な回答にはなっていないものの、「作り直す(リメイク)ではなく、改善して出す(リマスター)」ということを言いたかったのかもしれない。
『デッドライジング デラックス リマスター』は、PS5/Xbox Series X|S/PC(Steam)向けに9月19日に発売予定だ。